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2010年8月

2010年8月30日 (月曜日)

ラッキョウでタコとイカを釣る

富津のイイダコが開幕したようです。秋ですね~!まだ8月だけど。

というわけで、早速イイダコ釣りに行ってきました。

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今回お世話になった富津のみや川丸さん。


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今回は、定年退職後悠々自適生活をしている父親と2人での釣り。食べて美味しい、簡単な小物釣りが好きらしいので誘ってみました。この人、釣り歴的には相当ベテランなのだけど、初心者レベルの小物釣りが好きで難しい釣りは好まない。

そんな人の血を引き継いだだけあって、私も釣りのスタイル、似てしまいました。

さて、初心者向けとして代表的な沖釣り・・以前はシロギス釣り、LTアジ釣り等を思い浮かべていましたが、

イイダコ釣り、おそらくこの分野で最高レベルじゃないですかね。

理由は…

・リールに巻いた糸に直接ラッキョウつきのテンヤをつけるだけのシンプルタックル。オマツリしずらい。

・根掛かりしなければ、エサ(テンヤ)の交換が必要ない。

・棚は底。誘いとかを入れたほうがいいけど、入れなくてもそこそこ釣れる。

・針はずしが簡単。

・“小さいタコ”っていう事で、ビジュアル的に子供も親しめる。

・料理が簡単。(たくさん釣ると下処理大変ですが)

等々。

ちなみに今回利用させていただいた富津(千葉)のみや川丸さんでは、出船前に“イイダコ釣り講座”があるし、港からポイントまで10分かからないし、午前・午後それぞれ船が出ていて予定をあわせやすいし。特に午後船は、午前船より安く(大人4500円、女性子供3000円だったか?)、釣竿のレンタル無料、釣り時間も子供でも飽きない位の3時間と、小さい子供連れにとても優しいプラン。実際、昨年午後船に乗った時はほとんど家族連れでした。(ちなみに、みや川丸のおかみさんに伺った所、原則4歳以上でOKとの事ですが・・小学生以上が無難かも)

更に、帰り際には、イイダコの唯一の下処理“墨とり”の実践をしてくれた上、イイダコ下処理方法&簡単な料理レシピ集までもらえます。

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重宝します。


そんな超手軽で至れり尽くせりのイイダコ釣り、今回は気合をいれて6時出船の午前船(7000円で5時間。HPのコピー持って行けば500円割引だったか?)に乗ってきました。とりあえず目標は30ハイ。2人で60ハイ。これだけ釣れれば、十分イイダコ料理満喫できるでしょう、という事で!

・イイダコ釣りに出発

朝3時半に埼玉の自宅を出発。首都高、アクアラインを通り5時ちょい過ぎに富津漁港に到着。すぐにみや川丸さんの船の前で受付を済ませ乗船。予定出船時刻30分前には全員そろったようなので、定刻の20分前に出船。

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おかみさんに手を振られて出発!穏やかな海をタクシー1メーター分位走ります。


・ラッキョウでイイダコを狙う

タイトルにもあるように、この釣り、エサにラッキョウを使います。イイダコの大好物の貝にラッキョウの白い色が似ているためです。・・この時点で、ストーリー的に結構楽しい。ラッキョウにエサの貝と間違えて抱きつくイイダコ、ドッキリで騙された関西のお笑い芸人っぽくて。

釣り方としては、まずはテンヤを底につけて待ってみる。そして15秒位に1回、軽く持ち上げて重さを確認。鈍い重さを感じたら、合わせを入れて糸がたるまないように引き上げる。タコが乗っていたら、水面から出たところで少し待ち、タコが潮を吹いてから取り込む。これをやると、自分が濡れる心配ないし、周りの方に迷惑をかけずに済みますよ。乗りが悪いときは、テンヤが底から離れない程度にかるく誘いをかけてみるといいです。

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最近はラッキョウに見立てたラバー製?の疑似餌を使う所が増えていますが、みや川丸さんでは伝統のリアルラッキョウテンヤでした。

・釣り開始

港を出て10分弱。ポイントに着き釣り開始。去年の経験上、早朝は活性が高いっぽいので、最初の1~2時間が勝負と踏んでいる。この時間帯である程度稼いで、後半はのんびり外道でも狙いたい、なんて思う。ラッキョウで外道なんて・・これがあるんです!昨日のみや川丸さんの釣果情報(HP)でスミイカとマダコとあった。どんな大物よりも数よりも、色々な種類を釣りたい、と思う私でした。・・撃沈しましたが。

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本日の1パイめ。シーズン初めのこの時期、やはり小型が多いか?


開始1時間半でイイダコ25ハイクリア!良い調子です。そして周りでは外道のスミイカも釣れだし、釣れる度に歓声が上がっている。そして釣り人の1人が突然叫びだし、船長があわてて網を用意した。どうやらマダコがかかったらしい!

何とか海からあげたけど・・船のヘリにくっついて抵抗しているみたいだ。そりゃ~マダコも必死だ。

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見にくいけど、船のヘリにマダコが必死にくっついています。

HPには1.1キロマダコとあった。うらやましい!

※ちなみにユリシーズでの私の名前はペンネームなので、みや川丸さんのHPではヤンで載っていません。


その数分後、父親がスミイカゲット。ああうらやましい!

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ラッキョウでイカが釣れた!


9時過ぎあたりからペースはガタ落ちしたものの、最終釣果は56ハイ。父親は57ハイ+スミイカ1ハイ。・・負けました。ちなみにこの日のトップは114ハイだったそうです。

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(左)イイダコが逃げないように、釣りが終わるまでバケツ+専用ネットにてキープしておきます。(右)皆同じ仕掛け。釣果は腕の差!

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配られた袋にタコと海水をいれてクーラーボックスへ。港に着いたら氷ももらえた。


・定番のお店でお昼ごはん

富津公園の駐車場に車を止め、目の前に並ぶお店の一つでお昼ご飯。昨年より定番になりました。ここに来るとアサリが食べたくなってしまいます。

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あさり飯セット。富津ならではの定食です。


・そして料理して食べる

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左は下処理(スミ取り)後のイイダコ。40分かかりました。右はスミイカと丸ごとイイダコのお刺身。イカは山葵醤油、イイダコはゴマ油と塩で!スミイカ、あと5ハイ位釣りたかった。

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超定番?のゆでだことたこ飯。ゆでだこは熱湯に10秒位。タコ飯は、タコ15ハイを軽く茹でて食べやすい大きさに切り、茹で汁と生姜のみじん切り、醤油大さじ2、そばつゆの素大さじ2、みりん大さじ1で炊飯器で炊くだけ。タコは生のままより軽く茹でた方が生臭さが残りずらいです。ツワリ中の妻の希望料理でした。

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イタリアンにイイダコ&アボガドサラダとイイダコ&バジルパスタ。サラダはパンではさんでもイケます!

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最後はたこ焼き。ポイントはタコの茹で汁でで生地を溶く事かな。焼き方ですが・・私は“生地は最後に入れる派”ですが、イイダコの場合、先に専用鉄板に生地を入れてからタコをいれないと、タコの頭が爆発します。


もう、食欲の秋ですね!

レシピ:

・イイダコ&アボガドサラダ

サイコロ状にしたアボガド1個、塩茹でした小型イイダコ150g(12ハイ位)、サラダ用ベビーリーフ一掴みに、オリーブオイル大さじ1、マヨネーズ大さじ3、レモン汁大さじ1、塩少々を混ぜて出来上がり。

・イイダコ&バジルパスタ

暖めたフライパンにオリーブオイル大さじ1と市販のバジルソース100gを入れ、ちょっと固めに茹でたパスタ300gと茹で汁少々を入れて弱火で絡ませる。味が薄ければ塩で整え、うまく馴染んだら火を止めて、皮を剥いてサイコロ状にしたトマト2個、ベビーリーフ一掴み、塩茹でしたイイダコ150gを入れて軽くまぜて出来上がり。

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2010年8月20日 (金曜日)

渚でマテガイ獲り

マテガイという、ちょっと変わった貝がいる。この貝、捕まえて楽しく、食べて美味しい。そんなマテガイが、東京と千葉の境目あたりの、とある干潟で獲れるとの情報を聞いたので、調査に行ってみた。

マテガイとは、アサリやシジミと同じく二枚貝なのだけれども、見た目は全然違う。“アルカポネの葉巻”っぽい。

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左はとれたてマテガイ。右はマテガイの貝殻。不思議な二枚貝です。


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・マテガイを獲る

マテガイは北海道南部以南の、日本全域の砂地に生息しているそうだ。そしてこの貝、塩に反応して巣穴から飛び出す習性があるので、これをうまく活用すれば、簡単に捕まえる事ができる。

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ジョレンと塩。塩はドレッシング等の空き容器か何かに入れておくと便利。熊手は念のため。


まずはマテガイの巣穴を見極めなくてはならない。干潟には、カニやゴカイやマテガイ以外の貝が作った穴もたくさん存在する場合が多い。こういった穴に塩を入れても、何も反応はない。

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楕円形の、枝豆みたいな穴がマテガイの穴!


上の写真の様な穴だとマテガイの可能性が高いので、ジョレン等で2~3センチ砂を丁寧に削って穴をキレイにしてから塩を入れてみる。

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もうちょっとキレイに削った方がいいかも。反面教師にしてください。


すると、

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マテガイがいれば、塩を入れてから数秒で出てくる。


マテガイがいれば、「なんだなんだ?」と出てくるので、すかさず捕まえる。この時、下手な捕まえ方をしたり遅かったりすると、逃げてしまう。

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気がつけばあちこち砂を掘り返していました。


容器に入れた塩がなくなった所で、本日は終了。因みに、ここでマテガイ獲りをやっている人は見うけられなかった。大潮干潮なのに。

平日だからかな。

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成果は1時間半で大小合わせて13匹。多分バカ貝(アオヤギ)?も3つ獲れました。砂もほとんどなかったし、大きさも6センチあったし・・多分バカ貝。


このポイントは、個体数は少ないものの、いる所には固まっていました・・と、なんとなく想定していた通り。マテガイは大抵固まっています。

・マテガイご飯を作る

マテガイって、殻を取ると結構グロいので、酒蒸しでそのままだと食べる事をためらう人がたまにいる。・・うちの妻がそう。

確かに、生きているまま殻を割って身を出すと、イチジクの木の枝を割って出てきたカミキリムシの幼虫みたい。

なので、酒蒸し → 細かくきざむ → マテガイご飯にしてみました。

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バカ貝(アオヤギ)も一緒に入れちゃいました。


アサリご飯と同じレシピ。1匹は酒蒸ししたてでそのまま食べましたが、歯ごたえがあってちょっとクリーミーな旨みを感じました。そして、メインのマテガイご飯は、とても貝の出汁が効いて抜群に美味しかったです。バカ貝も混ぜてしまったので、純粋にマテガイだけの味ではありませんが。

※レシピ:良く洗ったマテガイ13匹(砂出しは必要ないです)を、フライパンでサラダオイル大さじ2と細かくした生姜一片で炒める。味付けは、醤油大さじ1、塩小さじ1。1分位炒めたら、日本酒50cc入れてフタをし、更に1分位したら酒蒸しの出来上がり。これを洗ったお米1.5合に入れて、足りない分の水を足して炊けば、マテガイご飯の出来上がり。

獲って楽しく、食べて美味しいマテガイ。我が家から電車賃往復1,000円ちょっとで獲れる場所を開拓しました。次回は子供を連れて行ってみたいです。

猛暑じゃない夏に!

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2010年8月 3日 (火曜日)

ウナギ部遠征 其の弐

昨日家に戻ってきた時間は夜の10時半。釣れた魚を下処理し、シャワーを浴びて寝た時間が12時。

8月1日、会社の後輩G君と遠征に行ってきました。

・まずはミミズ獲り

朝、というよりも夜中の2時半に起きて3時に家をでる。4時に会社の寮で待ち合わせだったけど、早く着きそうなので、ミミズを捕まえるべくミミズパラダイスに立ち寄る。しかし・・暗闇の公園の隅は怖すぎる。鳥肌も立ってきた。こんな状態でミミズを見つけても捕まえる自信がないので、その場をあとにした。

G君と合流し、再度ミミズパラダイスへ行く。4時ちょい過ぎ。相変わらず暗いけど、2人だと怖くない。元気なミミズ大漁!これで今日こそ河口ウナギゲット大漁間違いなし!・・だと信じていた。

・とりあえず北へ

4時半、ミミズパラダイスを後にし、休日割引を利用して北茨城へ向かう。今回は、日中鮎釣り→夜ウナギ釣り。鮎を釣って、それを七輪で焼いて食べながらウナギを釣る、という贅沢なプランです。実は約2ヶ月前、G君と仕事中に鮎釣りの話題になった。G君は鮎の美味しさについて熱心に語っていたのだけど、鮎釣りといえば私は敷居が高そうな友釣りしか知らなく、あっという間にこの話を終わらせてしまった。私はこういう難しそうな釣りは好きではないのだ。しかし、友釣り以外の方法もあるのではないかと思い調べたところ、フナやクチボソを釣るような簡単な仕掛けでも鮎が釣れる事がわかった。チアユ、と呼ばれる小さい鮎だけど。この話をG君にした所、乗ってきたので、鮎~ウナギのリレー釣りが実現する運びとなった。

目的地は北茨城の大北川。昨日も遠かったけど、今日もまた遠い。途中、高速道路の分岐を間違えたので、高速料金片道2000円かかってしまったが、何とか7時に到着。

・エサ釣りで鮎を狙う

まずは地元の釣具店に行き、針やエサのアミエビ、遊魚券を買い、ポイントとかの情報を聞いてみる。・・どうやら今年はハズレ年みたいだ。危うし七輪計画!

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地元の釣具店の戸倉商店(029-343-5020)。不定休で朝7時には店を開けているとの事。大北川と支流の花園川の分岐近く。


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釣具店のおばちゃんに見送られてクルマに乗り込み、教えてもらったポイントへと急ぐ。すると、既に何人かの先客がいて2~30匹位釣っていた。ちょっと希望が見えてきた。

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写真では長閑に見えますが、夏の日差しが痛かったです。


しかし・・私とG君、ハゼとかウグイしか釣れない。何がおかしいのか、仕掛けの事はちゃんと釣具店のおばちゃんに聞いてきたはずなのに。

釣りはじめて2時間半、エサのつけ方を変え棚を変え、ようやく1匹目が釣れた。しかも、ほぼ同時にG君も釣れた。

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人生初鮎。写真では見難いですが、エラの脇に金色の小判模様がちゃんとついてました。


結局、日焼けをして腕や太ももが痛くなってきたので、午後1時半で終了。2匹ずつの計4匹。何とか七輪を使う事ができそうだ。

・更に北へ!

本日のメインイベントは東北(福島県いわき市)鮫川でのウナギ釣り。実は、遠征先をこの地に選んだのには訳があります。昨年の12月に新聞の記事で「福島県いわき市の鮫川でヨーロッパウナギが生息している事を確認」とあった。ヨーロッパウナギといっても、見た目では見分けがつかなく、DNA鑑定しなければわからないそうだ。我が家でDNA鑑定はできないので、釣れたら単純に、“鮫川のウナギ=ヨーロッパウナギ”と信じて食べてみようと思う。

北茨城を後にし、更に北上すること20分、ウナギ部はとうとう東北に到達した。“ようこそ福島へ”なんて看板をみると、とても遠くへきたのだと実感してきた。途中、“チアユ4匹で七輪”だと物足りないので、G君のアイディアで大津港の干物屋さんにて買い物をする。G君ナイス!

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こんな大きい川でのウナギ釣りは初めて。予想通り水質はかなり良いです。


・みちのくで釣り開始!

なんだかんだ午後4時、鮫川河口付近のテトラ帯に到着。何か釣れないかな、と、途中上州屋で買ったイソメをつけてぶっこみ、七輪を準備。そして鮎を焼く!

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G君炭に火をつける!そして鮎に炭火という魔法をかけます。

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良い感じに焼けました。


美味しい!いや~鮎ってホント美味しいです!次の給料日には是非七輪を買いたいと思います。(私の財力って・・哀しい)

そして、

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下の写真のイシモチはちょっとパサパサ。でも、ビジュアル的にGOOD!本日の地産地消でした。


すばらしい!なんてすばらしい一日だろう!・・鈴が鳴らない以外は。

ぶっこみ仕掛けの鈴が全く鳴りません。何かしら釣れると思ったのですが。そしてそのまま時計は午後6時をまわり、ウナギ仕様に切り替える。そして相変わらず鈴は鳴る気配はないまま時間は過ぎていく。そして、満潮時刻が過ぎた8時頃に・・

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47センチ。果たしてヨーロッパウナギか??


G君意地の1本!ちょっとずつさびいていたらかかったそうだ。

そして、また静かに時間は過ぎていき、10時になった所で終了。私の竿、全く気配なし。エサもかじられた気配なし。昨日からのたまっていた疲れもあり、もう限界でした・・

ウナギ釣りのポイントとは、エサのつけ方以上に、その場所にウナギが居るのか居ないのかが重要だと思いました。

高速をセーフティードライブで、今度こそ分岐を間違えずに走る。そして日付が変わり、会社の寮の駐車場に到着。すると、「千葉で河口ウナギ食べましたからどうぞ」とG君が言ってきた。せっかくなのでありがたくいただく。ちょっと悔しかったのだけれども、河口ウナギでヨーロッパウナギかもしれないウナギを食べる事ができる。目標30%位達成!・・でも何か虚しい。マラソンで例えるなら、42.195キロ完走したが、規定時間内ではなくリタイア扱いになったみたい。

我が家には2時に到着。ホームの中川丸秘ポイントは今が地合か、なんて恐ろしい事を考えつつ、クーラーボックスの水を変えブクブクを差し込むだけの横着バージョンにてウナギを一晩生かす事にした。本当は河口ウナギを泥抜きせずに食べて美味しいか、という事をやりたかったのだけれども、そんな余裕は到底ない。G君と別れて1人で運転中、何度幻覚を見たことか・・

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横着バージョン。中の水を取り替えてブクブクをさすだけ。


・河口(ヨーロッパ?)ウナギの蒲焼き

いつもの埼玉産ウナギと同じ行程で作ってみました。比較した結果(感想)は、

①焼いている最中、出る煙の量が少ない。

②やわらかい。蒸し行程時間削った方がいい。

③泥臭さは全くない。

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やわらかいので、焼くとき大変!少し崩れてしまいました。


臭みが少ない、ではなく、臭みが全くなかったです。焼き加減や蒸し加減等を調節すれば、相当おいしいのではないか、と思いました。

たまには遠征して、いろいろな土地のウナギを釣って食べ比べるのも面白いかも。ただし、次回以降は連チャンウナギ釣りは避けたいと思います。

※本日の釣果

ハゼ(カジカかな?)10匹弱、ウグイ4匹、アユ2匹

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2010年8月 2日 (月曜日)

ウナギ部遠征 其の壱

お中元シーズンが落ち着いてきました。我が職場はダラダラモードに突入しました。妻と子は(私にとって)義理のお母さんと長野に旅行に行ってしまいました。

・・3連休をとる事にしました。

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7月31日。アジとかイカとかの釣り船に乗ろうか迷ったのですが、釣った魚を食べてくれる家族がいないので、散策を兼ねて房総半島へ向かう事にしました。理由は、会社の後輩G君が千葉の実家でウナギを釣った話に影響されたと思われます。

いつの間にか私とG君の2名により、“ウナギ部”が結成されていた事もあり、千葉の家族に帰った時にウナギを釣ったそうです。そして釣ったウナギを家族に振舞ったそうです。ブログによると、河口付近で釣ったウナギは臭みが少ないらしい。これは是非食べてみたい!

・とりあえず南へ

朝はゆっくり9時頃出かけて、昼過ぎに房総の鋸南付近に到着。夕方まではまだ大分時間があるので、近くの港にてギンポ狙いで捨て石の間に仕掛けを落としてみる。

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“ブラクリ”という、針とオモリが一体となった仕掛けです。岩の間にエサを落として釣る時に便利です。


しばらくすると、

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カニがいっぱい釣れた。右はアナハゼ。はっきり言って美味しくない魚です。(唐揚げしか試していませんが)


そして、

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見かけはちょっと悪いけど、江戸前高級天婦羅ネタです。サンマの切り身で釣れました。


ようやくギンポが釣れました。ギンポの美味しさを知っているだけに、とてもセクシーに見える。とりあえず本命が釣れたのでホッと一息!しかし、この後カニの猛攻が激しく、ギンポ釣りを断念。遅いお昼ご飯を食べに“ばんや”へ向かう。

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漁協直営のお店ということで、新鮮な魚介類がお手ごろ価格で食べられます。土日のお昼時はかなり混雑!


前回ここに来たときは混雑がひどくてあきらめたのですが、さすがに土曜日とはいえ、午後3時過ぎだと空席が目立っていた。そして一度食べてみたかった“イカのかき揚げ天丼”を注文。

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イカとたまねぎのかき揚げが“これでもか”という乗り方をしています。お味噌汁とお新香付きで800円。今日の“地産地消”!


とても美味しかったです。・・1/3位までは。あと10年若ければ最後まで美味しく食べられたと思います。

・岩井川へ向かう

お腹がかき揚げの脂っこさで満たされ、暗くなる前に岩井川に到着。ちょっと気持ち悪い・・。とりあえずは河口付近には海水浴客向けの無料駐車場があるので、クルマはここにとめる事にする。

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河口付近は、干潮でも水量はそれなりにあります。本日はやや濁りでウナギ釣りには最適か?


アウェーの地でのウナギ釣り。30分位かけて付近を偵察し、ポイントを決める。

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竿立てがいらないナイスな釣り場!


日没前の5時半、待ちきれずに竿を出してしまうが・・これが失敗!フグ(多分クサフグ)の猛攻で、貴重なエサをロストしてしまう。

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フグってミミズを食べるんですねぇ。


食べる事ができないフグのせいでエサを半分失い、ようやく日没の午後6時半。どこからともなく近所のおじさんがワンカップを片手に話しかけてきた。話を聴いていると、どうやらこのあたりに住む“ウナギ釣りの達人”っぽい。すでに竿を3本セットしたとの事だ。更に色々話を聴いてみると、ウナギについて、生態から行動パターン、そしてそこから考えられる最適な釣り方、岩井川のポイントや地合などを教えてくれた。そしてこのおじさんが“エサのつけ方がウナギ釣りの最大のポイント”と言っていた。そして話は熱くなっていき、実際にエサ(ミミズ)のつけ方を実践してくれた。

達人のエサのつけ方:まずミミズ全体に砂をまぶす → 頭(鉢巻がある方)から針を刺して通していく → 鉢巻を過ぎて全体の1/3位の所で針を出す → ハリス(糸)の方にミミズを移動させる → また1/3位位通していきハリスの方にミミズを移動させる → 最後の1/3も同じようにし、針先を尻尾の最後の最後まで持っていき、針先は出すか出さない程度にする。

いや~、この人と出逢えただけで、ここに来た甲斐がありました。

もっと話を聴きたかったのですが、ワンカップが空になった所で帰っていってしまった。早速、エサのつけ方を実践していたら・・対岸が騒がしい。どうやらおじさんがウナギを釣り上げたようだ。海水浴にきていた小学生一行が取り囲み、おじさんがヒーローになっている。私も行きたかったのですが、エサをつけている間に釣れたウナギを持ってどこかに行ってしまった。

仕掛けをセットし、待つ事数分。魚がかかった事を知らせる鈴がなった。ドキドキしながら竿をあげてみると・・

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クロダイってミミズを食べるんですねぇ。


17センチのクロダイが釣れた。タテジマがあるので“チンチン”と呼ばれている幼魚か。いずれにしても、人生初クロダイ・・なのだけれども、あんまり嬉しくない。ウナギを釣りたい!

その後、更に2匹同じ位のサイズのクロダイを追加し、痛恨のエサ切れ。午後7時半で終了となってしまった。「フグめ~」と叫びたかった。

ウナギ釣り遠征其の壱は、とても残念な結果に終わってしまった。しかし、とても大きな知識を得る事ができた。よく、「人に聞く前に自分で調べろ」なんて言われた事がありますが、私は人に聞くことが先決だと思っている。理由は、その方が早いし楽だから。そしてあわよくば、裏ワザ的な事や、レアな情報を聞けたりするかもしれないから。今回得た知識は、まさに本やネットで見たことがないもの。ちょっと遠かったですが、行って良かったです。

其の弐へ続く!

※本日の釣果

カニ10匹位、アナハゼ1匹、ギンポ1匹、クサフグ4匹、マハゼ1匹、クロダイ3匹

追伸:

釣った魚は、帰宅後下処理して8月2日に料理し食べました。

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小型クロダイのチンチン。今思えば、専門に狙っても面白かったかも。

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クロダイは、唐揚げ甘酢あんかけ。適当に作ったワリにはイケました。ハゼ(下)とギンポ(上)は天婦羅。相変わらずギンポは最高に美味しかったです。


甘酢アンレシピ

にんじん半分とタマネギ半分を千切りにし、軽く炒める。

アンを入れて混ぜて(弱火で1分位)出来上がり。

アンは、

ケチャップ大さじ3、砂糖大さじ3、酢大さじ3、蕎麦つゆの素大さじ2、片栗粉小さじ2、ゴマ油少々

を混ぜる。

ちょっと甘めだったので、好みで砂糖を減らした方がいいかも。

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