ウナギ部遠征 其の壱
お中元シーズンが落ち着いてきました。我が職場はダラダラモードに突入しました。妻と子は(私にとって)義理のお母さんと長野に旅行に行ってしまいました。
・・3連休をとる事にしました。
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7月31日。アジとかイカとかの釣り船に乗ろうか迷ったのですが、釣った魚を食べてくれる家族がいないので、散策を兼ねて房総半島へ向かう事にしました。理由は、会社の後輩G君が千葉の実家でウナギを釣った話に影響されたと思われます。
いつの間にか私とG君の2名により、“ウナギ部”が結成されていた事もあり、千葉の家族に帰った時にウナギを釣ったそうです。そして釣ったウナギを家族に振舞ったそうです。ブログによると、河口付近で釣ったウナギは臭みが少ないらしい。これは是非食べてみたい!
・とりあえず南へ
朝はゆっくり9時頃出かけて、昼過ぎに房総の鋸南付近に到着。夕方まではまだ大分時間があるので、近くの港にてギンポ狙いで捨て石の間に仕掛けを落としてみる。
“ブラクリ”という、針とオモリが一体となった仕掛けです。岩の間にエサを落として釣る時に便利です。
しばらくすると、
カニがいっぱい釣れた。右はアナハゼ。はっきり言って美味しくない魚です。(唐揚げしか試していませんが)
そして、
見かけはちょっと悪いけど、江戸前高級天婦羅ネタです。サンマの切り身で釣れました。
ようやくギンポが釣れました。ギンポの美味しさを知っているだけに、とてもセクシーに見える。とりあえず本命が釣れたのでホッと一息!しかし、この後カニの猛攻が激しく、ギンポ釣りを断念。遅いお昼ご飯を食べに“ばんや”へ向かう。
漁協直営のお店ということで、新鮮な魚介類がお手ごろ価格で食べられます。土日のお昼時はかなり混雑!
前回ここに来たときは混雑がひどくてあきらめたのですが、さすがに土曜日とはいえ、午後3時過ぎだと空席が目立っていた。そして一度食べてみたかった“イカのかき揚げ天丼”を注文。
イカとたまねぎのかき揚げが“これでもか”という乗り方をしています。お味噌汁とお新香付きで800円。今日の“地産地消”!
とても美味しかったです。・・1/3位までは。あと10年若ければ最後まで美味しく食べられたと思います。
・岩井川へ向かう
お腹がかき揚げの脂っこさで満たされ、暗くなる前に岩井川に到着。ちょっと気持ち悪い・・。とりあえずは河口付近には海水浴客向けの無料駐車場があるので、クルマはここにとめる事にする。
河口付近は、干潮でも水量はそれなりにあります。本日はやや濁りでウナギ釣りには最適か?
アウェーの地でのウナギ釣り。30分位かけて付近を偵察し、ポイントを決める。
竿立てがいらないナイスな釣り場!
日没前の5時半、待ちきれずに竿を出してしまうが・・これが失敗!フグ(多分クサフグ)の猛攻で、貴重なエサをロストしてしまう。
フグってミミズを食べるんですねぇ。
食べる事ができないフグのせいでエサを半分失い、ようやく日没の午後6時半。どこからともなく近所のおじさんがワンカップを片手に話しかけてきた。話を聴いていると、どうやらこのあたりに住む“ウナギ釣りの達人”っぽい。すでに竿を3本セットしたとの事だ。更に色々話を聴いてみると、ウナギについて、生態から行動パターン、そしてそこから考えられる最適な釣り方、岩井川のポイントや地合などを教えてくれた。そしてこのおじさんが“エサのつけ方がウナギ釣りの最大のポイント”と言っていた。そして話は熱くなっていき、実際にエサ(ミミズ)のつけ方を実践してくれた。
達人のエサのつけ方:まずミミズ全体に砂をまぶす → 頭(鉢巻がある方)から針を刺して通していく → 鉢巻を過ぎて全体の1/3位の所で針を出す → ハリス(糸)の方にミミズを移動させる → また1/3位位通していきハリスの方にミミズを移動させる → 最後の1/3も同じようにし、針先を尻尾の最後の最後まで持っていき、針先は出すか出さない程度にする。
いや~、この人と出逢えただけで、ここに来た甲斐がありました。
もっと話を聴きたかったのですが、ワンカップが空になった所で帰っていってしまった。早速、エサのつけ方を実践していたら・・対岸が騒がしい。どうやらおじさんがウナギを釣り上げたようだ。海水浴にきていた小学生一行が取り囲み、おじさんがヒーローになっている。私も行きたかったのですが、エサをつけている間に釣れたウナギを持ってどこかに行ってしまった。
仕掛けをセットし、待つ事数分。魚がかかった事を知らせる鈴がなった。ドキドキしながら竿をあげてみると・・
クロダイってミミズを食べるんですねぇ。
17センチのクロダイが釣れた。タテジマがあるので“チンチン”と呼ばれている幼魚か。いずれにしても、人生初クロダイ・・なのだけれども、あんまり嬉しくない。ウナギを釣りたい!
その後、更に2匹同じ位のサイズのクロダイを追加し、痛恨のエサ切れ。午後7時半で終了となってしまった。「フグめ~」と叫びたかった。
ウナギ釣り遠征其の壱は、とても残念な結果に終わってしまった。しかし、とても大きな知識を得る事ができた。よく、「人に聞く前に自分で調べろ」なんて言われた事がありますが、私は人に聞くことが先決だと思っている。理由は、その方が早いし楽だから。そしてあわよくば、裏ワザ的な事や、レアな情報を聞けたりするかもしれないから。今回得た知識は、まさに本やネットで見たことがないもの。ちょっと遠かったですが、行って良かったです。
其の弐へ続く!
※本日の釣果
カニ10匹位、アナハゼ1匹、ギンポ1匹、クサフグ4匹、マハゼ1匹、クロダイ3匹
追伸:
釣った魚は、帰宅後下処理して8月2日に料理し食べました。
小型クロダイのチンチン。今思えば、専門に狙っても面白かったかも。
クロダイは、唐揚げ甘酢あんかけ。適当に作ったワリにはイケました。ハゼ(下)とギンポ(上)は天婦羅。相変わらずギンポは最高に美味しかったです。
甘酢アンレシピ
にんじん半分とタマネギ半分を千切りにし、軽く炒める。
アンを入れて混ぜて(弱火で1分位)出来上がり。
アンは、
ケチャップ大さじ3、砂糖大さじ3、酢大さじ3、蕎麦つゆの素大さじ2、片栗粉小さじ2、ゴマ油少々
を混ぜる。
ちょっと甘めだったので、好みで砂糖を減らした方がいいかも。
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