南房でトウゴロウイワシ釣り
先日、南房へ家族で旅行に行き、自分の時間はまず持てないだろうと半ば諦めていたのですが・・念のためウナギタックル×2とサビキ仕掛けを家族4人とその荷物でイッパイの軽自動車の座席下にこっそり詰め込んでおきました。そして最終日、その甲斐があり、といいますか無理矢理早朝3時から6時までの3時間、ホテル近くの乙浜港にいっちゃいました。
クーラーボックスだけかさばりました。初日のお弁当と飲み物入れ、という事でごまかして持参。
仕掛けは4号ピンクのサビキ。コマセはマルキューのサビキ君1キロ。ポイントに着き、仕掛けろたらしコマセをまくとすぐに小さな魚が寄ってきます。小鯵か?なんて期待していると、
2本竿。サビキで足元を狙う!
よくわからない魚が釣れました。15cm位のクロムツを小さくしたような魚。歯も鋭いし。2匹釣れたけど正体不明なのでリリース。
※どうやらこいつは本当にクロムツの子供らしい。“オンシラズ”といって、親は深場にいるのに対し、子供は浅い藻場や磯で親とはなれて生活するからだとか。大きくなったら私に釣られてください!
正体不明の魚2種類(3匹)の後、トウゴロウイワシの群れがやってきて30分ほど入れ食い。アジじゃなくて少し残念だけど楽しい!
そして次はピンクがかった12㎝位のまたもよくわからない魚。正体不明は食べる事にためらいがあるのでこれもリリース。小鯵の回遊はまだか?と思っていたら、今度は15㎝前後のトウゴロウイワシが入れ食い!小鯵じゃないけど、正体がわる魚がようやく釣れました。トータル32匹。因みにこのトウゴロウイワシ、トウゴロウさんが始めに見つけた魚かと思ったらそうではなく、玄海地方の方言で着物を脱がないで寝てしまうことを「とうごろ」というらしく、死んでも堅いウロコが剥げないこの魚をトウゴロウイワシというようになったらしい。名前の由来はさておき、響き的になんだか好感もてます!
※ピンクの魚はネンブツダイだそうです。
今の時期はマダイとかイサキとかスルメイカだろうか。船団の中にベニアコウでお世話になった恵津丸さんの姿もあった。11月になったらお世話になりたいです。
そして辺りが明るくなりだし、釣り船が一斉に港を離れていった頃から魚が急に釣れなくなった。時刻は5時。本命のアジは0だけど、トウゴロウイワシが結構釣れたしもうおしまいにしよう!
さて32匹釣れてしまったトウゴロウイワシ、本当なら新鮮なうちに刺身なんかにしたい所でしたが、旅行から帰った日はそれどころではなく翌日会社から帰宅後下処理。冷凍庫もまだ余裕ないので・・発酵保存食のアンチョビを作る事にしました。アンチョビとはピザやパスタに使うイワシの塩漬け料理のイメージがあったけど、本来はイタリアで(anchovy=アンチョビは英語らしいが)カタクチイワシの総称の名前だそうだ。(ちょっとややこしいけどここではイワシの塩漬け料理として名前を使います)
写真を撮る事に気付いたのは塩をふってから。一応、タッパにトウゴロウイワシのフィレを重ねて塩をかけた写真です。
ウロコを丁寧にとって頭、骨をとってフィレ状にしてとりあえず塩漬け。1ヶ月位熟成、というかほったらかし。その後よく洗ってオリーブオイル漬け予定。
トウゴロウイワシ・・イワシの仲間ではなくボラの仲間だって事は塩漬けにした後わかりました。まあいいや。一応、イワシの名前が入る魚だし。
なんとなくですが、サバブシよりうまくいく自信あります!
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