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2011年10月

2011年10月26日 (水曜日)

奥鬼怒・川俣湖でカープフィッシング

  基本的に私は“釣りが好き”というより“釣って料理して食べる事が好き”です。そのためか、私の釣りは基本的に漁に近いと思っています。深海もウナギもそれ以外も。

しかし、ここ川俣湖で釣りをする目的は漁以上に大きな目的があるんです。

それは“癒し”。新緑、そして紅葉・・しがないサラリーマンには充分すぎる究極の癒しがここにはあります。

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台風、そして長雨。透明度は普段10m位あるのですが、この日は1m。こんな日にあたったのは初めてです。


5月の初夏に続き、今期2度目の川俣湖。長雨が続いたらしく水はだいぶ濁っていましたが、それはそれでいつもとは別の顔というだけの事。釣れるか釣れないかは別として「またここに来る事ができた」といった充実感でイッパイです。

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5時15分でまだ真っ暗。山の夜明けはまだ先です。


朝5時15分、いつものボート屋に到着。この日、偶然にも29年ぶりに旧食事処の建物の中に入ることが出来ました。そしてすぐに目に留まったものは、

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B4サイズの賞状が邪魔ですが、これを見て昔の記憶が鮮明に蘇りました。


古き良き時代を感じさせる魚拓や剥製の数々。29年前、父親に5時間以上かけて連れてきてもらい、ここに泊まり、これらを見て胸を躍らせた当時の事を思いだします。コイやイワナ、サクラマス・・ニジマスの魚拓がない所が改めてその時代を感じました。そして特に記憶に残っていたのが左のコイの魚拓。当時、子供心にクジラかと思ったほどの見事なサイズの魚拓です。ボート屋のご主人が「船ごと引っ張られた」と興奮して話していたことを今でも覚えています。そのご主人、今年88歳になったそうです。去年雪下ろししていて屋根から落ちて「ちょっと元気がなくなった」と言っていましたが、充分元気そうで安心しました。

そんな感慨に耽っていると、山の稜線が間もなくの夜明けを告げるかの如く薄っすら見えてきました。道具を準備し桟橋へと向かいます。

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雲が厚く、時折小雨がぱらついていましたが、気温はこの時期にしては高めの10度。


モーターボートに荷物を積み込み5時50分出船!雲が厚く、湖を取り巻く山の頂上は見えません。しかしそれほど寒くもなく、手袋なしでスロットル兼用の舵を握り、いつもの源流付近のポイントを目指します。実は川俣湖、9月19日で禁漁。ただし、コイ・フナ釣りに関しては10月一杯までOK。しかし、実際はコイ・フナ釣りにここまで来る釣り客はほとんどいないので湖から眺める紅葉は独り占め状態!最高の贅沢です。

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本日の客は1人。川俣湖の紅葉貸切です!晴れ間が一度もなかった事だけが唯一の残念な点でした。


紅葉はまだ7分程度でしょうか。それでも、源流付近に近づくに従って彩りのすばらしさは増していきます。そして流木が多くなってきた所でボートのエンジンを止め朽木に持参したロープでボートを固定。釣りの準備に取り掛かります。

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カープベイツって色々な種類があるけど・・説明が日本語じゃないんですよね。とりあえずシーフード買ってみました。


本日の狙いはコイ。のんびり紅葉でも見ながら、と思っていましたが、準備をはじめると戦闘モードは否応にも増していきます。しかも仕掛けは最近話題のヨーロピアンスタイルの“カープベイツ”を使うヤツ。船からぶっこみます。

そしてもう一つの狙いは鮎、ではなく、9mの鮎竿を使ってのフナ。でも、実際はフナなんて釣れた試しがないどころか聞いたこともありません。袖6号針にミミズとサシをエサにつければウグイが良いところでしょうか。因みにここでミミズやサシでマス系はまず釣れません。ニジマス、サクラマス、イワナを釣るにはイクラ。次いでブドウムシ。その他マグロの赤身、カステラ等。そして季節は解禁当初の4、5月です。

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小型だけど、9mの鮎竿で釣るのは大変!次回からは挫折です。


釣りを始めて1時間が経過しました。カープベイツをつけた竿はうんともすんともいいません。しかし鮎竿は予想通りウグイが入れ食いです。重い、重すぎます、9mの鮎竿・・

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恐るべし9m!


お昼が近づいてきた11時、ウグイ50匹位釣った所(全てリリース)で釣り終了。もう腕がパンパン。ここでは5.4mの軽い渓流竿がベストだと実感しました。

帰りのボートはちょっとした紅葉ツアーも兼ねて遠回り。ドライブイン周辺では観光客が車を停め湖に映える紅葉を眺めていました。湖面から紅葉を見れる自分と比較して満面の優越感に浸ります。・・性格でてしまいましたね(^^)

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普通の観光客はここでクルマを停めて湖の紅葉を眺めています。でも、本当に素晴らしいのは、ここからボートに乗って30分ほどいった源流付近!


こうして今回の釣りは終了しました。本命のコイは釣れなかったけど、その辺は予想通り。家族へのお土産は帰り道に買ったきのこ(クリタケ、マイタケ、ナメコ)で十分です。そしてもう一つ忘れてはならないのが大根。去年買って食べたら激辛で美味かったので今年も購入。実家のお土産も入れて6本買い、「去年美味くてまた買いに来ちゃったんですよ」なんて言ってたら、おまけで更にちょっと割れてるB級品だけど5本つけてくれました(汗)6+5=11本。クルマの後部座席に無理やり押し込みます。

・・これはまた来年も来て買わないといけませんね。

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キノコ3種類とと大根6本を購入。そして大根5本おまけでいただいた。こういう所でお金を落としていかないとね!


実家、ご近所で7本捌き、残り4本。ちなみに我が家のヤツは皆B級品。やっぱりこうなりますよね。

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前日の好き焼鍋の残りの割り下でキノコ&大根の葉うどんスキ。本当はキノコご飯にしようと思ったけど、疲れていたのでズルしました。


新鮮なうちに全部食べきれなさそうなので・・たくあん作りでもやってみようかな。

川俣湖での釣り、来年に続く!

追伸:

帰り道、瀬戸合峡という川俣ダムを一望できる観光スポットに寄ってみました。駐車場から整備された遊歩道を歩く事15分、つり橋から眺める深度約100の峡谷は紅葉も重なって絶景でした。

100m・・ビシアジ位の深度ですかね!

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入り口は駐車場そば。ダムは現在補修工事をしているみたい。

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観光案内所で川俣ダムの歴史を学べます。

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つり橋からの景色は絶景ですよ!

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つり橋はこんな感じ。足が竦みますが、勇気をだせば絶景が見れます。

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お昼は近くの蕎麦屋で舞茸ご飯定食を頂きました。山の幸たっぷりです。

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2011年10月25日 (火曜日)

大きいクーラーボックス購入

今年7月に経験したアブラボウズ釣り。何とか1本釣ってしばらくその味を堪能する事ができました。そして妻より「年に1回は釣ってきて」との出撃指令。次回はいつになるかは未定ですが期待に答えるしかありません!

しかし、前回の釣りで大きな壁にぶち当たりました。

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25キロのアベレージサイズ。43ℓのクーラーボックスでは尾びれが出てしまいました。・・クドイですかね、この写真。


私の持っている最大のクーラーボックスでは25キロのアベレージサイズのアブラボウズでさえ入らないのです。実はこの時、あと2投できたのだけど、釣れても持って帰れないので仕掛けを投入しなかっただけでなく、その後のメヌケ釣りでも“釣れなくてもいい”モード。せっかく遠征してきているのに勿体無い話です。

そこで最近毎日のようにチェックしていたネットオークション。秀和の75ℓかダイワの80ℓ限定で探していると・・出てきました!

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新古品(購入したけどつかった事ないらしい)で定価の半額以下、某釣具店と比べて30%以上割安!購入した理由が理由だけに妻もOKしてくれました。自分のお小遣いで買うなら、という事でですが。

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子供が入ってしまう大きさです。夢が広がりますね!


さすがの大きさです!アブラボウズ専用では勿体無い!

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クーラーボックスでひな壇ができてしまいました。もう何でも来い!


問題はmy軽自動車だけど・・チャイルドシート外せばいけそう。

アブラボウズ再挑戦、更なる大物狙い・・準備完了です!

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2011年10月14日 (金曜日)

南房の深海魚釣り解禁に向けて

来月、南房総の深海魚釣り(アコウ・ベニアコウ釣り)が6月からの禁漁期間を経て11月解禁になります。そろそろ準備をしなければ!

タックル、仕掛けは準備OK!あとはエサです。私が行こうとしている釣り船宿は基本的にエサつきですが、大物を釣るためには特エサを作らなければなりません。

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大きいスルメイカが1杯78円!こういうチラシを見ると、イカ釣りに行く事をためらってしまいます・・が、やはり釣りたての味には勝てないはず!


この時期、スルメイカが週末とかに安売りしているのでそれに合わせて購入し作成。

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ハサミで丁寧に!1m以上になりました。


ツボ抜きしてハサミでらせん状にチョキチョキ。1.2cm×1m位になるのでそれを4等分。そう、某大物釣りサイトや雑誌で紹介されたりしているベニアコウ用特エサです!

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スルメイカ5杯分のゲソとエンペラ、結構な量です。


余ったワタは、塩漬けで水分をとり冷凍保存。冬場にヤリイカなんか釣ったらこれで塩辛を作ろうと思います。ゲソとエンペラは定番の天婦羅。美味しかった・・が、肝心の身の部分が食べられないと妻は少々不満気味。ハイ、そのうち釣ってきます!

深海釣り、もうすぐ2年目に入ります。緊張の投入、穂先への集中、ドキドキの巻き上げ、そして驚きの美味しさ・・早く行きたい!

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2011年10月12日 (水曜日)

2011ウナギ釣り最終戦

10月ももう中旬になろうとしています。ウナギ釣り(漁)シーズンももう残りわずか。そろそろ最終戦で締めくくろうと思います。

せっかくなので妻に許可をもらい、釣りで締めくくり!

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今年最後のミミズ掘り。来年またたくさん育ってください!


まずはいつもより早起きしてミミズ掘り。通勤途中の公園で約10分、フトミミズ20匹確保!準備は整いました。

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充実の一時。秋のウナギ釣りはいいなぁ。


仕事が終わりポイントへ直行。6時にはじめましたがもう辺りは真っ暗。10月は日暮れが早い事を実感。地合いはもう過ぎたかなぁ。

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何とか1匹仕留めました。


と思いきや30分後、鈴が鳴って巻き上げたらバラシ。直後、もう一つの竿の鈴がなり今度は良型ゲット!調度満潮から下げに変わった途端の出来事です。

その後、1回バラシがあり7時15分納竿。最終戦は55センチ1匹という結果に終わりました。

今シーズンのウナギ、トータル9匹。一応ボウズはなかったのですが、去年の半分以下の釣果。けど、子供が生まれて自由時間が少ないワリには楽しめたかな。来年の目標は2桁、ということで。

と、ここで少しウナギ釣りについてまとめてみることにします。

・エサ

今年はほとんどフトミミズ(ドバミミズ)試してませんが、タダで手に入るし、エサ捕りにやられにくいし、河口から30キロ離れた釣り場ではベストなエサだと思います。

・鈎

フトミミズ使うならウナギ針13か14号がベスト。初夏ならミミズ半分で12号の方が良い時も。因みにエビえさなら丸セイゴが使いやすかった。飲み込むときは大きい鈎も飲み込みますが、下あごにしっかり掛けるにはそれなりの研究必要か?

・ハリス

太ければ太いほうが良いです。(限度ありますが)5号のハリス切れ、何度か経験しました。来年針の在庫がなくなったら、針とハリス、別々に準備しようと思います。

・オモリ

中通しオモリよりもナス型(15~20号)がいいと思います。ウナギ釣りは基本向こう合わせで釣るので、ちょっと重めで遊びがないタイプの方が実績ありました。

・地合い

日没から1時間、日の出前2時間前後、潮の上げ止まりから下げに変わってから数十分、といった所か。

・場所

昼間ヘラ釣り師がいる所だと、練り餌がよせエサになってエビやら小魚なんかが寄ってきてウナギも居つくんじゃないかな、と思いました。

思いつくままに書いてみました。最近密かに人気が出てきたウナギ釣り、考え方は様々だと思いますが、これが何方かの参考になれば幸いです。

追伸:

このウナギ、友人が遊びに来たときの解体ショー&白焼きに使わせていただきました。両面グリルがあると、白焼きは簡単で美味しくできます。

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2011年10月 3日 (月曜日)

久里浜沖でマダイを狙う

8月にトライした駿河湾のカツオ釣り、沖釣りではじめてのボウズを経験しました。それと同時にコマセ釣りの難しさを目の当たりにしました。同じようにコマをビシにつめたつもりでも、同じようにセワークしたつもりでも、回収したビシに残ったコマセはマチマチ。殆んど出ていなかったり、なくなっていたり。そして針に付けたオキアミも回収してみるとついていたりなくなっていたり。エサ捕りに捕られたかも知れないけど、ひょっとしたら投入時にとれたんじゃないかと疑心難儀になってしまいます。2度目のボウズになった時、一時的に“コマセ釣り恐怖症”になりましたが、1日、2日と時間が経つにつれて「こうしたらよかったんじやないか」とか考えるようになり、この悪いモヤモヤを払拭したくて仕方がなくなる毎日

これって負けず嫌いなんですかねぇ。

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そんな中、「コマセ釣りの基本はマダイ。マダイが釣れるようになれば他の魚にも通用する」という、カツオ釣りの時に吉田丸の船長より頂いた言葉を思い出しました。

これはマダイ釣りに行くしかない!

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実はカメラも携帯も忘れてきてしまいました。前回の写真を使いまわします。


子供が小さい事もあり、しばらく沖釣りは月にに1度、という妻と約束しているのですが、急遽妻と子供達は実家へ里帰りする事に。ニヤリ!

先週と同じく釣り船宿は横内丸さん。釣り物はマダイ・ワラサ五目。他の釣り船宿がワラサ船としているのに対してここはマダイも掲げています。実は横内丸さん、色々な方のブログを拝見する限りマダイ釣りに対して評判がすこぶる良い。実際、前回同席させていただいた常連さんの話しでもマダイの話題が多く出てきました。前回と同じ釣り船でのリベンジ、コマセ釣りの基本のマダイに挑戦、そしてマダイに縁のないヒロへのお祝魚&離乳食(白身魚)のため、大義名分は整いました。

前回と同じく乗船料9000円を払って乗船し7時出船。久里浜沖に向かいます。仕掛けは「マダイ狙いでもワラサ仕掛けでOK」という船長の言葉を受けてワラサの6号8m仕掛けをチョイス。エサはオキアミ2匹掛けです。投入方法はワラサと同じですが、コマセワークはあまりコマセ(オキアミ)を出さないようにし、ちょろちょろ2、3匹出るようなイメージで棚(底から2m)にあわせます。因みに今回の竿は1.8mのビシアジ竿ではなく、2.4mオモリ40号負担のヒラメ竿(と個人的に思っている)をチョイス。こちらの方がマダイ竿に近いと思ってね。

釣りはじめて2時間が経ちました。船中ポツポツとワラサ・マダイがあがっているようです。しかし私は・・なんだか最近おなじみのいやな展開。「コマセはイメージどおりでてるかな?エサはちゃんとついてるかな?」なんて事ばかり考え不安になる始末。そんなモヤモヤが脳裏をよぎっている中、確かなアタリ!

写真はありませんが、40センチに迫るゴマサバです。いやー、サバが釣れてこんなに嬉しいのは初めてです。とりあえずボウズ脱出!青物リベンジ成功(でいいかな)!そしてオキアミの針付けも大丈夫である事を確信!少し自信がでてきました。

その後、釣れない時間が長く続くも、丁寧にコマセワークと棚合わせを続けます。「コイ、コイ!」・・「キテくれ!」・・「お願い、きて下さい」・・。

すると時計の針が午後にさしかかった頃、願いが通じたのか竿先にモゾモゾしたアタリ!緊張して竿を持ちなおすと今度は大きく竿が弓なりに。手ごたえ的にいわゆる“三段引き”のマダイっぽいです。夢中で合わせをいれ電動巻上げスタート。やがて予想通りの赤い魚影が水面に姿を見せてくれました。

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帰宅後、まな板の上で撮影しました。なんてセクシーなんだろう!


本日のミッションは終了!(というよりこの後釣れなかっただけですが)39センチのキレイなマダイ1尾、もう大満足です!

これでコマセ釣りの基本ができるようになったとは思えませんが、少なくとも自信はつきました。私の基本の“新たな挑戦”も、コマセ釣りカテゴリーで続けられそうです。

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塩漬け30分、酢漬け30分。シンプルに作りました。


因みにゴマサバで作ったシメサバ、脂が乗ってめちゃくちゃ美味かったです!

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お米とタイの離乳食。このパパの苦労をいずれ分かってくれる日がくるだろうか?


マダイは刺身とお吸い物とヒロの離乳食。家族全員で釣った魚を堪能しました。めでタイ、めでタイ!

追伸:

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以前作ったアンチョビはこの食べ方(ピザトースト)が好きです。そしてサバブシ、まだ木のように硬くはないけど、ゆっくりと順調に硬くなっています。

途中経過、という事で。

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