平潟沖でアブラボウズ釣り その2
前回はワケがわからず釣れて舞い上がってしまったアブラボウズ釣りですが、今回は冷静に釣りをしてみました。
じっくり仕掛けを研究したり、船長や常連さんの釣り方、仕掛けなんかを観察したりと、いろいろメモメモ。
ちょっと思うところを書いてみます。
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・仕掛け
<私仕様>
幹糸:ナイロン40号2.8m
ハリス:ナイロン40号1.4m チモトは古いPE8号ラインで補強
鈎:フジッシャー紫のネムリムツ28号2本鈎(去年ある雑誌のLTアブラボウズの記事でテル岡元さんが推奨していたもののゴツイ版)
捨て糸:ナイロン14号3m
エサ:ヤリイカ
その他、フラッシュライトPRO蛍光グリーン。
アブラボウズは目の良い魚である事を重視し、見た目でのアピールを強化。また、ヤスリ見たいな歯でハリスを切られないように幹糸とハリス同号にしています。
因みにオモリは潮の速さや混み具合なんかで300号と500号を使い分けているそうだ。
<常連さん仕様推測>
幹糸:60号3m位
ハリス:40号以上1.5m位だろうか
鈎:環つきスーパームツかクエ30号位×2
捨て糸:2~3m
エサ:大型スルメイカ
その他、大きめのタコベイト赤、水中ライトはなし。
聞いてみたところ、カラスザメにエサをかじられないように水中ライトはつけないそうです。
<船長仕様推測>
幹糸:40号3m位
ハリス:30号1.5m位
鈎:ネムリムツ28号位×3(空鈎)
捨て糸:2~3m
エサ:大型スルメイカ、イワシ
タコベイトや水中ライトはなし。
聞くのを忘れてしまったが、イワシは中もしくは上鈎につけていたのでエサ兼コマセ代わりか。私が見た目でアピールしたのに対し、匂いでアピールする仕様。
また、仕掛けは幹糸のみ仕掛け巻きに巻いておき、現場でハリスを結んでいた。3本針、マグネットに並べての投入ならこの方がきっと都合よい。なるほど、と思った。
・釣り方
アブラボウズは底にいる魚なのでアコウと同じく底叩き。特にこのポイントは岩礁地帯で漁師の延縄仕掛けもあるかもしれないので、マメに底立ちとらないとすぐに根がかりしてしまう。実際、船長は忙しなく操舵室から出てきて底立ち釣っていたし、常連さんを含む他の釣り客は結構根がかりしていた。そしてそれを解消するために手伝う船長は、自分の仕掛けを棚3m位必ず切ってからやっていた。
因みに私は運良く根がかりゼロ。結構マメに底立ちを取ったおかげだと思われる。
また、水深400mという事もあり、メヌケも船中2匹。ある釣り客は途中でメヌケの仕掛けにイカの短冊つけて投入していた。私は多分エサがスルメより小型のヤリイカをつけていたという事でメヌケを釣る事ができたのだと思う。
また、帰港後女将さんに聞いたのだけど、下1~2本の鈎はアブラボウズ狙い、上2~3本はメヌケ狙いの仕掛けでもよいと言っていた。次回はそうしてみようかな。
大型アブラボウズ狙いか、または小型アブラボウズ&メヌケ狙いか。仕掛けとエサを使い分け、幅広く狙ってみるのも面白いですね。
また、岩礁地帯のこのポイントでの送り込みは厳禁。マグネット投入という事も合わせて、メヌケ仕様でも鈎数は5本程度で充分だと思う。
とりあえずこんな所でしょうか。
追伸:アブラボウズ料理
疲れているけど、釣った魚は帰宅後すぐ解体!
まずはアブラボウズの刺身。半分は炙りにしてポン酢でいただきます。トロトロ!
余った切り身は半分は煮つけ用、もう半分は西京味噌漬け(西京味噌1キロ、みりん100cc、日本酒100ccで)。今回は冒険料理無しです。メヌケは全て煮つけ用に解体。 思うに、これが一番美味しいです。
後日、煮つけを作ってみる。左アブラボウズ、右メヌケ。全てがトロトロのアブラボウズに対して、基本身が締まってて要所要所でとろけるような脂が乗っているメヌケ。甲乙つけがたいですね~!
アブラボウズのカマの塩焼き。メガトロです。
冷凍庫イッパイになりました。今年の夏もコイツを食べて夏バテ知らずといきたいです。
追伸:
釣り情報(雑誌)の2012年9月1日号(No816)に第十五隆栄丸さんの特集が載っていました。プロ目線での記事、仕掛けから釣り方まで細かく書かれているので本腰を入れてやりたい方は買いですよ!
全6ページで紹介されていました。うんうん、私の情報とニヤリーだったのでひと安心!
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