伊豆下田からキンメダイ釣り
ロンドンオリンピックが終わった。何でも日本が獲得したメダル数は過去最高の38個だったそうだ。
改めてすごい事なんだなぁ、って思う。私もテレビの画像を通じて結構元気をもらいました。
でも・・
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金メダルが少ない・・
金メダル・・
金メダ・・
金メダイを釣りに行ってきました!
キンメダ○!
とても気持ちの良い対応をしてくださる釣り船宿の1つです。右舷の日よけがポイント高い!
今回お世話になったのは、今年の1月にもお世話になった番匠高宮丸さん。距離的に20キロ程短縮できる稲取の釣り船宿と迷ったのですが、前回気持ちの良い対応をしてくださった事と、なんといってもキンメの釣り座となる右舷に日よけがついてる事をHPの写真で知った事により、再度お世話になる事に決定。この時期、ギンギンギラギラの太陽はアラフォーのお肌に危険ですからね。(最近酷い目にあった)
とまあ、ウナギ釣りのついで?とはいえ、せっかくのキンメ釣り。準備は周到にしなくてはいけません。キンメの準備とは1に仕掛け、2に仕掛け、34がなくて5に仕掛け!ん~、5はエサかな。とにかく仕掛け作りが最大のヤマです。
相変わらず大変!因みに上の色の違う掛け枠の仕掛けが出来合いのもの。
前回の釣りで余った仕掛けが1組あるので必要数は7組。早起きして自由時間を生み出し、ハリスを結ぶ所からせっせと作成し、2日前までに何とか15本鈎5組作る。残り2組は・・掛け枠も追加で欲しい所だし、20本鈎の出来合いのものを購入して補強。
何とか準備が整いました(汗)
・釣行!
釣り前日、20時半まで番匠高宮丸さんの拠点・須崎港の近くでウナギ釣りをし、下田市内のすき家で牛丼を食べ、9時半に番屋(待合所)到着。
冬に来たときは趣のあるというか幽霊が出そうな所だったんだけど、幽霊が出なさそうな番屋になっていました。トイレや手洗いもついているので安心です。
因みに以前はこの建物の裏にあった古めかしい建物でした。
早速、番屋の中にある船の絵が描いてあるホワイトボードの釣り座表に名前を書く。釣り座は早いもの勝ち方式で書いて行きます。ここは(基本伊豆キンメは)ミヨシからバックしながらの投入なので有利なミヨシが・・でも1番投入はちょっと自信ないのでミヨシの2番を狙っていたんだけど先客が。仕方がないのでミヨシの1番をキープ。明日は常連さんクラスになりきり、船長の意志を阿吽の呼吸で受け止めて釣りをしなければいけません。深場船の1番投入の釣り座を選ぶという事はそういう使命を背負うのです。(ちょっと大げさか)
なんだか緊張してきたけど、今日はもう疲れたのですぐに就寝。
・・
翌朝3時10分集合だけど、1時には目が覚めてしまったので船着場に行ってみる。そして仕掛けにエサをつける。4組に付け終えたところで(多分)常連さんが話しかけにきてくれた。
あそこの釣り船宿はどーだこーだ、今シーズンのアカムツはあーだこーだ・・
色々情報交換です。
そして本題の本日のキンメ釣りの話題。6人の釣り客のうち、どうやらフルレンタル初心者が3人だそうだ。お祭りは必死だと思うけど、ミヨシ1番のプレッシャー、ちょっと開放されました。
しばらくして船長が到着。今日は奥さん?(ちょっとわからない)が中乗りで乗ってくれるらしい。初心者が半数を占めているからか?私もまだ初心者の域だし、心強いです。
クルマから道具をだし、これでもか、というくらいの氷をもらい(釣りが終わってからもまたもらえる)乗船。タックルを準備し、まずは朝一のポイント・イロウアワセに向けて出発!
釣り船宿選択肢のポイントの日よけは、ミヨシ1番にはとどいていなかった・・ミヨシ2番(8名満員の時は3番か)からこの恩恵に預かれるようだ(泣)はじめのポイントは浅場のイロウアワセ。既に職漁船が多数(見にくいですが右写真)
釣り座で準備をはじめると、ショッキングな事実発覚!釣り船宿の選択肢のポイントである日よけがミヨシにはないことがわかった。今日はピーカンの真夏日予報。ガーン!
こうなったら気持ちを切り替えるしかない。「お肌を犠牲にするんだから、せめてミヨシ1番の恩恵に預かろう」と気合をいれ、船内のベットにもぐりこまずに暗い海を見つめながらポイントを目指す。はじめのポイントのイロウアワセは、型は小さいものの(それでも1キロ前後)ボーナス的釣果が期待できる。なので、はじめの2投は必ず規定数イッパイの20本鈎で攻めたい。もちろん投入失敗は厳禁。そう思ってイメトレしてたらだんだん緊張してきた。
やがてポイントに到着。遊漁船の釣り開始時間がまだなのか、群れを追っているのか、ぐるぐると船は旋廻を繰り返している。そして「準備して」のアナウンス。数分後投入の合図!
緊張の第1投、無事に成功!最近は深場釣行にもだいぶ慣れてきてはいるのですが、その日の1投目が成功すると、毎回結構嬉しいし、ホッとします。思わず毎回小さくガッツポーズしてしまうくらいです。しかし、隣の方は残念な事に捨て糸がからまり失敗。なのであまり表に出して嬉しそうな顔できません。心中は満面の笑みなのですが。
そして、水深280mの海底に着底したとともに竿がガクガク!キンメ釣りの醍醐味が1発目からやってきました。まだトモの釣り客は投入すらしていません。お肌を犠牲にしたミヨシ1番、選んでよかったです。
全員が投入終わると、既に着底後の糸を50mは送っていました。60、70・・130m出たところでミヨシから巻き上げ開始の指示。オモリ300号負担の深海竿がありえないしなりをしています!
さらにガクガク竿が叩かれる。こんな興奮と緊張の巻上げ、なかなかない!
やがてリールのカウンター0。キンメは・・
1投目からやりました!
なんと10点掛け!タモアシストの連携がうまくいかず、2匹バラしてしまったけど幸先よいスタートです!
因みにエサはシャケ皮とイカタン。この流しは何でもよかったみたいだ。
回収後、船を回して2投目、と行きたかったけど、群れが散ってしまったのかなかなか投入の合図がない。20分移動し今度は400mのポイントで2投目。しかし、船中0。その後、7投目までポツポツ。盛り上がりには欠けたけど、そこそこの型(1~1.5k位)が上がっていた。この間、私も2匹追加。
1キロちょいが今日のアベレージサイズ。たまにカラスザメとかドンコも混じる。
この日、私のエサはシャケ皮とイカタン。ポツポツになってからはシャケ皮がよかったです。フルレンタルのエサはシャケ皮とカツオのハラモ。カツオのハラモはシャケ皮より大物が掛かってたような気がする。
日よけが羨ましい。私の頭上は真っ青な空とギンギラギンの太陽だ。
家に帰ってからの仕事を減らすために、仕掛けの分解は極力巻き上げの最中に!
そして本日最後の8投目。着底後糸を送っていると、久々のわかりやすいアタリ!引き続き糸を送り続けます。すると、オオトモでもアタッたらしく、すかさず船長が「アタッたラ!」とコテコテの静岡弁で叫んだ。どうやら派手にアタッているらしい。
やがてトモからの巻き上げの指示。するとこのオオトモの方が10点掛けをやっていた。しかもみなキロオーバーサイズっぽい。聞いてみると、最後のエサは全てカツオのハラモでやったそうだ。キンメの特エサとは聞いていたが。
恐るべし、カツオのハラモ!
因みに最後、全てシャケ皮でやった私は、
この日のアベレージサイズキンメとユメカサゴ。多分、有利なミヨシ釣り座の恩恵を受けた1匹です。
1匹バラしてしまったのが悔やまれるけど、最後の流しをナイスサイズゲットで飾りました。
金メダル14個! 13個だと思っていたら・・後で数えたら増えてた。ひょっとしたら日本の金メダルも後で数えなおせば8個かもしれない!
船長は「すいませんねぇ、本当はもっと釣らせたかったんだけど」と言っていたけど、そんな事は全然ない満足の釣果。欲を言えば2キロオーバー1匹欲しかった所だけど・・まあ、それは次回のお楽しみという事で。
この日、フルレンタルの初心者3人。そのうちの2人(女性)には更に専用のサポート役の方(多分常連かつベテランの女性)がついていてしっかりサポートしていた。
ここ、番匠高宮丸さんでは、ペア乗船というシステムがある。内容は、2人で1つの竿で釣りができて、しかも乗船料は1人分、という深場釣りの金銭面と独特の手順的な敷居を大きく下げてくれるものだ。今回ペア乗船を利用されていたグループは、1人のベテランがペアとして乗船し、2人の初心者をサポートする、といった実に効率的な「初心者深場釣り」を実践されていた。
水色のチェックの服の人がサポート役の方。実は私も仕掛け回収(お祭り)でお世話になってしまいました。その節はありがとうございました。
良い釣り船宿には良い常連さんがつき、その常連さんが新たな顧客を呼ぶ。ここはそんな良い連鎖がうまく機能している釣り船宿なんだなぁ、と思った。
帰りはキャビン内のベッドで爆寝!下はクーラーの冷気が入ってきて心地よいけど、上ははっきり言って暑い。
そこそこの釣果に恵まれた今回の伊豆遠征。楽しい一時を味わった後は地獄が待っていた。
やはり、真夏の伊豆半島に近づくのは危険。帰りは渋滞にハマり5時間半。くたくたの身体に強烈な追い討ちです(泣)
埼玉県民にとって、やっぱり新島キンメはまだまだ敷居高いなぁ。
距離的に。
それでも、意地でも釣った当日のキンメの刺身は食べる!
コイツとビール1杯で気を失いました。
追伸:
翌日は・・
子供には鯛めしが人気かな。兜は我が家では酒蒸しが定番。贅沢だ。
外道で釣れたユメカサゴは半割りで煮つけ。どうしてもキンメと比べられてしまうのでかわいそうだ。小型キンメ(0.7~0.8キロ)3匹は開きにして冷凍保存。数が釣れると色々楽しめるので楽しいです。
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