4時33分、蕨から大船行きの京浜東北線始発電車に乗る。そして御徒町で大江戸線に乗換え、月島下車。
始発電車を待つホームはさすがに人影はまばらだ。そして空には満月が。そう、本日は大潮です。
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御徒町で大江戸線に乗換え。なれない地下鉄乗り換えにちょっと戸惑った。東京メトロと都営の違いってややこしい。これでも10年前は地下鉄を自在に乗りこなす営業マンだったはずなのだが。
月島駅構内で地図を確認。佃掘に近い6番出口を目指す!そして空はもう明るい!
もんじゃを食べにきたのではありません。
釣りにきたのです!
前日の晩に妻に「明日は3時半起き」と言ったら「そんなに早起きしてどこ行くの?」と聞かれたので「釣りに行くんですが何か?」と返してみた。私に対して野暮な質問だ。
随分と前から、つり丸、釣り情報という釣り雑誌(沖釣り専門)を愛読していますが、2年前に友人と居酒屋で小鯵の唐揚げを食べてから防波堤サビキ釣りに興味を持ち、磯投げ情報という釣り雑誌(海水汽水丘っぱり専門)も読むようになった。すると、当たり前だけど丘っぱりの別の分野の釣り記事も読むワケで・・最近、丘っぱりも興味だけは多岐にわたっている。
そこで今回は、その中でも最も手軽な釣りの一つである「タウンハゼ」とやらをやってみる事にしてみました。
因みにタウンハゼとは磯投げ情報の記事によると「街にとけ込むスタイルで、近場の水辺を釣り歩くハゼ釣り」といった事のようだ。
ふらっと電車で出かけて、ハゼが釣れそうなポイントを見つけては竿を出し、適当に釣りを楽しんだら一杯引っ掛けて家路につく。
全部当てはまる完璧な再現タウンハゼは今回できないけど、自分なりにアレンジしてやってみよう!
・目的地に到着
ベンチやトイレがあり、足場も整備されていて第一印象はベリーグッド!
近所の常連さんと思われる江戸っ子達。なにやら既に酒が入っているっぽい。夕方、じゃなくて朝6時です。落語っぽい口調で会話が弾んでいた。そして潮止まりの中、竿を出していた。
水面から20cm位のヘチにハゼがびっしりついている光景に驚き!どんだけいるんだろう。
事前に調べた所によると、本日は大潮で只今満潮の時刻。しかし、そんな事を忘れてヘチにびっしりついてる無数のハゼ達に唖然とする。「見釣りで入れ食いじゃん」なんて安易に考えて釣りの準備をしていると、常連さんらしき釣り人が話しかけてきて、
「しばらくだめだよ」
と一言。
どうやら潮が止まっている今の状態では、ハゼは口を使ってくれないらしい。
しかし、せっかく来たのだから竿をだしてみる。
・・
案の定、ハゼの目の前にエサのアオイソメを落としても全然反応がない。水路の中央付近を見ると、ボラの大群が水面で口パクしてる。酸欠っぽい。
めげずにこまめにポイント変えて釣り歩いてみる。
すると、ウッドデッキの下のハゼがエサに興味をもったみたいでしゃぶりだした。そして、
釣れた!ポイントはウッドデッキの下のヘチ!
食い込みは浅いのでしっかりアワセを入れないといけないけど、何とか釣れた!しかも見えるやつ!
見釣りで、しっかりアワセを入れて丁寧に釣る事1時間。ようやくつ抜け(10匹越え)た。すると、この頃からまるで引潮が始まったのを見計らったように釣り人が集まりだした。そして入れ食いが始まった。
(本日の潮周りを事前に調べて本当に見計らったのだろう!)
小さな女の子が楽しそうに釣りをしていたのが印象的。「4匹目~!」とか楽しそうに叫んでいた。因みに私の仕掛けは、袖4号のシモリウキ仕掛け。見釣りなのでシモリはあまり機能していなかったが、一応あったほうが便利であった。
この頃になると、ヘチにいたハゼもだいぶ少なくなった。底に戻っていったと思われるが、それでもヘチにはまだ無数のハゼ達がいる。そのハゼ達の前にエサを落とすとすぐに取り合い。オモリのガン玉やヨリモドシにも食いつくありさま。こうなると、もうどうやっても釣れる状態だ。
結果、ラスト30分強で29匹のトータル39匹。あまり釣りすぎても帰宅後の下処理が大変だし、7時半で納竿としました。
最後の1匹とトータル。5~12cmです。
せっかく来たんだし、朝早くからやってるもんじゃ焼きのお店も確かあったはずなんだけど・・でも、本日は真っ直ぐ我が家に帰宅。8時50分、我が家に着くと休日は朝寝坊の家族が起きたばっかりの寝ぼけ眼で出迎えてくれました。
家族との1日はこれから。さて、今日はどこに連れて行きましょうかね。
私流のタウンハゼ・・家族との時間を有効利用するための“早朝タウンハゼ”でした。
・ちょっとおさらい
常連さんに聞いた話、釣り後ちょっとぷらぷら歩いてみた現場の感想等メモメモ。
まずは潮。満潮の上げ止まりは釣りにならない。下がりだした頃からが狙い目で、底が見えるか見えないかになるとどこで釣りをしても入れ食いだそうだ。しかし、下がり始めでのヘチの見釣りでも入れ食いであった。
私は今回3mの延べ竿を使ったけど、2m位で十分だと思った。心配であれば2mの竿+リールで広範囲狙うのも手。
エサはアオイソメを5mm位に切って使った。多分、ハゼにはこのエサが万能だと思われる。事前にネットで調べた限りでは、エビの切り身や魚肉ソーセージ、ミミズ等、色々なエサが紹介されていたが、常連さん含め皆イソメを使っていた。
トイレと駐車場も近くにありました。
こんな感じ。見ずらい場合はクリックすると大きくなりますよ。
トイレと駐車場、コンビニやマックも釣り場の近くにあってとても便利。子供を連れてきても困らないと思った。
趣のあるお堀です。
下町の風情が色濃く残る佃掘。こんな釣り場があるなんて今まで知らなかった!
知らないってもったいない!
追伸:

江戸前天婦羅!
釣れたハゼは、ヤン流・腹開き干物風に下処理し、見かけはメゴチみたいな天婦羅。台風接近のフェーン現象とかで久々に暑かったこの日の夕食は、多分今年最後の冷麦となりました。
パリパリサクサクッ!最高の天婦羅ネタですね!
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