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2014年11月

2014年11月23日 (日曜日)

ベニアコウを食す

南房で釣ってきた魚を食しました。

釣りも楽しいけど、こちらも楽しみ。なんてったって普通のお店では買えない、食べられない幻の食材を食すんですからね。

釣行翌日の生食、1週間後の鍋や煮つけ。

パーフェクトな献立です^^

まずは外道で釣れたイバラヒゲから。
イバラヒゲとはベニアコウ釣りで良く釣れる、黒いソコダラの仲間です。
ソコダラの仲間、というだけあってタラ(マダラ)に似た白身ですが、残念ながら水っぽさはこちらが数段上。それだけに美味しく頂くにはそれなりに手を加えないといけません。
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説明するまでもなく、赤がベニアコウ(2.8キロ)で黒がイバラヒゲ(1.7キロ)。ベニアコウ釣りではムネダラ等とならんでよく混じります。

無論、ベニアコウと比べるとその味の差は歴然。
今回乗船のみなさんも、海鳥のエサにしていましたが・・
せっかく釣れた魚、もったいない!
もちろん持ち帰って料理です^^
・イバラヒゲ料理
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半身をフードプロセッサーですり身にしたら、案の定数分で水分がたくさん浮いてきた。水気を取り、塩を少々入れて粘り気をだし、細切れニンジンを混ぜてさつま揚げにしてみる。揚げすぎて黒くなったけど・・うんうん、そこそこイケます!炭酸系の酒の肴に良いかもね!
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残りの半身は小骨をよく取り、必殺ゴマ漬けにしてみた。やや旨みに欠けるか。そして皮がちょっと硬めかも。でもでも、十分酒の肴になりますよ!イシモチのゴマ漬けには劣りますが意外と美味く食べれたのでびっくり^^

さつま揚げにするなら、今度は豆腐やら片栗粉やら卵白やら・・
いろいろ入れて作るともっと見た目も味も良くなるかも。
ゴマ漬けは旨みにやや欠けるので、酸味を濃くする方向で今度はやってみようかと思いました。
とはいえイバラヒゲ、料理の素材としてはアリの魚だと思いますよ。
・ベニアコウ料理
小型ながら最後の流しで奇跡的に釣れた1匹。
船中2匹(7名中)は運も味方しました。
それでも、周到に作戦を練って準備して、船上であれこれ考えた結果なので、達成感満点^^
そんな価値ある1匹は、まずは柵にして一晩寝かせて刺身とナメロウに!
素材の良さを堪能できる、最高の魚料理にしてみます^^
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二晩位寝かせた方が良いらしいけど、待てずに一晩寝かしていただく。身のしまった大トロです!ナメロウは異次元の旨みと脂のノリ!美味い、というより凄い、この魚!
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桜色の身は見るからに美味そう!(もちろんうまい)因みに引いた皮は捨てずにアラと一緒に汁にしました。
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一口サイズのお寿司はヅケも半分作ってみる。子供は元々お寿司(酢飯)が好きなのでこちらがウケました。繰り返しますが大トロです!子供もびっくり!
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釣行1週間後に作った鍋。たっぷりの日本酒と塩少々で水炊きにし、ポン酢でいただきました。下層にはアラ、中層にうどん、上層に写真の具材を配置(ビジュアル的に)。もう少し煮詰めて出来上がりです。
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トロトロです。表面には5ミリ位の脂の膜ができています。しかし、この脂が意外とくどくありません。それどころか、ネギや豆腐なんかを引き立てます。個人的にベニアコウ鍋にはネギと豆腐とエノキは絶対!特にネギはたっぷりね!
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翌朝撮った鍋の残骸。結構寒い朝だったんだけど、脂がかたまりません!もちろん捨てたりなんかしませんよ。
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そしてお楽しみの雑炊。醤油を足して味を調えました。実は主役より美味いんです!
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兜は半割にして濃い目のたれで煮つけにしてみる。形的に丁度良い鍋があった^^
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大きいけど意外と身は少ない。一緒に煮たゴボウとニンジンも味がよく浸みて良かったです。

ごちそうさまでした!
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2014年11月15日 (土曜日)

南房でベニアコウ釣り

今季ちょっとイケてない深場釣り。

片貝沖でのアコウ狙い、波崎でのメヌケ狙い、そして平潟沖でのアブラボウズ狙いへとでかけたのだけど・・
船中渋い状況という中で、何とか外道でキンメやマダラを釣ってお土産確保はしたけど、やっぱりどこか不完全燃焼です。
ここは是非起死回生の1本を仕留めたくて、はるばる南房へとやってきました。
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帰港後の船。2年前は古めかしい雰囲気の船だったけど、きれいに再塗装してありました。ピンクのラインがおしゃれ!
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クルマの日除けにたまった船宿のポイントカードやらサービスカードやら。今回お世話になった船宿はサービスカードがあれば1000円引き!
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今回は2年ぶりのベニアコウ船。
本命のベニアコウもいいけど、裏本命のアブラボウズもHPには載らないけど結構出ているって前回乗った時情報を仕入れていました。
どっちが釣れてもウェルカムです!
でも、相当な確率でボウズ覚悟。
シビれるぜ。
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この日の釣り客は7名。うち6名はお仲間さん。1匹狼の私?は隅っこのミヨシ(進行方向前)でやらせていただく事になりました。みんな24Vの電動リールで電源が足りなく、船長バッテリーを配っていた。私のコマンド8番は12Vなので船の電源使用です。
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他のお客さんは15本針使ってたけど、私はこの釣りではライトなコマンド8番使用という事で仕掛けは8本針(幹40号3.5mハリス30号1.3m針ネムリムツ28号)。20センチのイカ短とオレンジのタコベイトの組み合わせです。オモリは600号。予備に500+100号持ち込みました。
5時半に集合し、準備して6時出船。船長、相変わらず凄い水しぶきをあげて突っ走ります。
移動の際も「ちょっと走るよ」×2~3回で後方かキャビンに行くよう促します。
まあ、これもここの名物ですね。
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移動の際の1コマ。たいして波もないのにこの水しぶきです。移動の際は後方かキャビンに!
ポイントまでは約30分。鴨川沖含め、南房の深場船の良いところはポイントが近い事です。
遠ければ遠いで帰りにキャビンで仮眠取れるので、それはそれで利点もあるんだけど、やっぱり近いって良いですね。
そしてポイント到着。準備時間少々で第1投。左手掛け枠、右手オモリの南房スタイルで投入していきます。トモから投入していき大きなトラブルなく私の番。無事成功!
ホッと一息です^^
投入は全部で4回なので超慎重です。
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はじめのポイントは約900m。だいたい900~1000mです。遥か千尋の彼方に潜んでいる獲物を狙う、って簡単に言うけど、改めてベニアコウ釣りって凄い釣りです。
着底後、糸ふけを取りアタリを待つ。
この日は波は少々あるものの、潮はゆるく底は比較的取りやすい状況。
とはいえ、約1キロ先の底となるとオモリ底とんとんはわかりずらいので、リールのカウンター、竿先の動き、電動リールのモーターの音等でオモリの状況を判断しなくてはなりません。
底をとらえないとベニアコウは釣れないし、かといって仕掛けを這わせると黒い魚に先にエサを食われるし、お祭りの原因にもなるし。
カッコいい言い方だと、「この釣りの最大の腕の見せ所」という事になります。
時間が過ぎていき、誰にもアタリがないまま1流し目は終了。
仕掛けを回収すると誰にも黒い魚すらついていません。
以前船長に「黒い魚がいればベニもいるはずだよ」といった話しを聞いたけど、裏を返せば黒い魚がいなければベニもいない。
思った通り、船長移動を決断です。
そして2投目。
今度は着底後すぐに小さいけどアタリがありました。
ドキドキです。回収が待ち遠しいです。
因みに糸の回収はオモリロスト以外は同時巻き上げ。
勝手な巻き上げはNGです。
仕掛けをコントロールして2匹目、3匹目を狙ったけど、根掛りも怖いので流しの後半は底立ちを切って回収に備える。
因みにここ、南房のベニのポイントは根掛りはあまりないんだけど、ここは安全策で待ちます。
そして巻き上げ。
巻き上げの最中、竿先を注視。ベニなら600~400mの間でひと暴れという事なんだけど・・
反応なくリールのカウンター0。そして、
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やっぱりね。しかもしっぽが何者かにかじられてる。
お決まりのイバラヒゲでした^^;
ボウズ回避!!
一応お土産確保という事でクーラーにしまったけど、喜んではいられません。
続けて第3投。
着底後、糸ふけ取ってコントロールしていると・・
竿のテンションなくなる!!
嫌な予感がしてちょっと巻くと、
やっぱり^^;
やられました(涙)
縄切りの仕業です。
(初めての乗船時、ミズウオかバラムツじゃないか、ってお隣さんが言っていた)
糸よりリング、中オモリ、600号オモリ、そして仕掛けをロスト(泣)
そしてPEラインも240mロスト(泣)
船長にその旨伝え、無念の高速巻き上げ。
リールに入っている残りの糸は1160m。
一応ギリギリセーフ^^;
船中、私含め3人(確認した限り)やられたようです。
しかし、悪い事だけじゃなく1名大型アブラボウズと思われる奴と格闘中!
嫌な雰囲気だった船中、盛り上がりを見せる。
が、あとちょっとの所で痛恨のバラシ。残念。
ここまで船中本命、裏本命0。
今年の深場釣りを象徴する嫌な展開です。
縄切り回避か、船長また移動。
そしてラストの4投目。
本当は「水中ライトつけない方が良い」と船長に言われていたんだけど、あまりにもアタリが少ないので最後はちょっと挑戦でライトをつけてみる。
すると、着底後それらしいアタリ!
が、「ライトで黒い魚寄せてないかな」とか、内心マイナスの事ばっかり考える。
横の釣り座の方にもアタリがあったらしいけどこちらも半信半疑。
人間、悪い流れが続くとどうしてもこうなります。
そして巻き上げ。
参考までに速度は大体1秒に1mで巻くようにしていますが、これでも速いといわれた事ありです。(福田丸にて)焦らず、かといって周りの状況みながらですかね^^;
巻き上げに30分近くかかるので帰りに備えて身の回りの整理をはじめる。
そして途中の竿先の動きを見つめる。
竿のしなり具合からすると、一応何かついているみたい。
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竿が曲がってるとドキドキの30分です。仕掛けは回収時のお祭り多発で、ハリスを再利用用にするのが精いっぱいでした。
600m。反応なし。
500m。反応なし。大物ではないな。
400m。反応なし。だめか!
395m。ガクガクっ!
ここまで浅い所での反応という事で良型は見込めないけど、ベニの予感!
一気に緊張が走ります!
そしてリールのカウンターは0。
前方に糸はのびていかないけど、手前に赤いやつがプカ~って浮上!
やりました!
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最後の最後で大本命を仕留めました!食った針は下から4番目でした。
みんな釣れない中、密かに喜んで記念撮影を済ませた後にクーラーにしまうと、
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あっ!
お隣の方が大きいベニを浮かせていました。
帰港後の計量でこのベニは6.5キロ、私のベニ2.8キロ。
勝因は船長のお言葉を無視して使った水中ライトかも。
お隣の大きい1本もこれに寄ってきてくれたんなら、本当に価値のあるトライでした。
(船長スイマセン)
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アブラボウズが釣れたら、と思って持ってきた80リットルクーラーはスカスカだけど、ベニアコウのおかげで重いです。因みにハゼ用の3リットルクーラーはエサ入れ。帰りにアジの開きをお土産に頂きました。
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念のため自宅でも計量。2.9キロかな。まあ、どっちでもいいです。
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この日の釣果。せっかくの海の幸。美味しく頂こうと思います。
今年最後の深場釣りと決めて向かった南房。最後の最後で今度こそ優秀の美で締めくくることができました。
船中、もっと釣れれば良かったんだけど、これが幻の魚といわれるベニアコウ釣りなのかな。
また仕掛けを作って、作戦を立てて、ロストした部品を整えて(泣)、次回(多分来年)に備えようと思います。
苦労して釣ったベニアコウ、妻に喜びの電話を入れたら、
「ええ~、また釣れなかったの?アブラボウズ」
・・
おいおい^^;
追伸:
首都高渋滞で帰宅後は魚の下処理で精いっぱい(涙)
翌朝、早起きしてブログ書いた後、アラで作ったおじやが最高に美味かった!
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帰り道、渋滞の首都高で「釣れたけど今日は魚料理は無理!」と伝え、マックをお土産に買って帰る。夕食後、気合で解体!
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刺身用!この魚は1~2晩寝かせた方がいいらしい。
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翌朝、家族がまだ眠っている間に密かに作って食べてみた。朝からとんこつラーメン以上のこってり感だけど、これこそ釣り人の特権、最高の贅沢です!
大変な想いをしても、ボウズ食らっても、
これだからまた行こうと思うんですよね。
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2014年11月 8日 (土曜日)

イシモチのゴマ漬けメモ

イシモチの胡麻漬けが予想以上に美味しかったのでレシピをメモメモ!

反省点もあるので、忘れないうちにしっかりブログに残す事にしました。

次回以降のために!

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こいつがうまかったんです!

<準備>

イシモチ10匹、10%前後の食塩水500mℓ位、ミツカンカンタン酢250mℓ位、ショウガ乳幼児のこぶし分位、ゴマ大さじ3位

<作り方>

イシモチは皮を剥がないのでウロコを丁寧に取り3枚に卸す。更に腹骨を取り除き、中骨も取る。中骨はちょっともったいないけど5枚に卸すイメージで血合いごと取りのぞくとラクちん。また、大きい切り身になった場合は、一口で食べられるサイズに切っておくと良いかも。(反省点1)

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捌く前にしっかり血抜きする事が大前提!

卸したイシモチの水分を新聞紙やキッチンペーパーでよく取り、ボール等を使って食塩水に24時間漬ける(半分以下の時間でも良いらしい)。因みに保存場所は念のため冷蔵庫にしました。

2日間経ったら、今度はジップロックを使ってミツカンカンタン酢に漬け、また冷蔵庫で24時間(これも本来は半分以下で良いらしい)。ただ、ミツカンカンタン酢だけだと甘目になるので、お好みで普通の酢を25~50%位の割合で入れてもいいと思います。(反省点2)

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要所で横着者の私は漬け酢に「ミツカンカンタン酢」のみを使いましたが、手間をかけて作ってみるのも面白いかもしれませんね!

漬け終わったら、底が平な鍋や漬物樽等にゴマとショウガをサンドしながら入れていく。この時、ショウガは細長い千切りにしておくと後で食べやすい、と、まるかつさんよりコメントいただきました。(反省点3)また、子供が食べないのであれば鷹の爪を細かく切って入れると、保存性、また味の観点からも良いと思います。ゆずの皮、なんていうのもアリかな。

そして適当な落し蓋に重石を乗せ、今度は48時間冷蔵庫で漬けてできあがり。

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タッパに移し替えて保存しておくと便利です。食塩による水分活性(9.4%以上)、酢による酸性(PH4.6以下)。人体に危険とされている細菌の活性を抑える、という事で保存期間は1か月位イケるらしいです。保存は出来るだけ涼しいところで!

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ほぼ酒のつまみ限定なのですが、これが抜群に美味い!個人的には山葵醤油にちょんとつけていただくのが好き!

魚種、漬け時間、漬け酢等々、変更点は多々ありますが、基本レシピはまるかつさんの「ハナダイゴマ漬けレシピ」を参考にさせていただきました。

本来ゴマ漬けというとカタクチイワシで作るものが一般的で、九十九里地方ではハナダイが主流のようです。更に別の土地ではアジやサバ、マグロなんかでも作られているらしい、と、色々なHPで知りました。

うんうん、なるほどなるほど。

次は何で試しましょうかね!

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