毎年この時期恒例にしているアブラボウズ釣り。
今年は小名浜の光勝丸さんにお世話になることにしました。
みちのくに乾杯!
13トン。快適な船でした。
。
スポンサ-リンク
広
告
沖釣り雑誌「つり丸」の船宿情報ページに「アブラボウズにも希望で出船」と書いてあったので前から気になっていたんだけど、情報少ないし、距離もあるし(高速道路高くなったし)という事でなかなかご縁がありませんでした。
しかし、今年の春に電話で様子を伺い、4月になって予定を確認し、5月3日に初乗船の予定をこぎつけたんだけど、この時は天候悪くキャンセル。
アブラボウズ船、ある程度人が集まらないと出ないし、ましてやかなりマイナーな釣り物なのでそう簡単に出船自体がないんですよね。
時は少し流れ、7月になり、ちょっと仕事が落ち着いてきたので再度船長に「アブラボウズ船が今月どこかの日曜日に出るようなら連絡ください」と伝えると、しばらくして26日出るとの返答。今回ようやく乗ることができたというわけです。
会った事がないはじめての客に、こんな注文を快く受けてくださった船長、もうこの時点で感謝です。
さて釣行。
この日の釣り客は5名。私以外は郡山からの団体さんです。この団体さんのご要望「早く出船して早く上がりたい」との事で3時集合、3時半出船!はい、問題ないです^^
港で団体さん、そして船長に挨拶を済ませ、情報収集。
事前情報及び現地情報:
オモリ400号、電源あり(ただし4箇所)、船べりにマグネットあり。料金は2枚。
仕掛けはメヌケもまじるので、アブラボウズ専門のロングハリスで2~3本針でもいいし、針数多いメヌケ&アブラボウズ仕掛けでも良いらしい。
アブラボウズ船は餌各自持参(メバル、メヌケ、マダラ船は餌付きらしい)。基本、イカ1杯がけなので10~杯位。もちろんメヌケはイカタン、サバタン等かな。
氷は初めのものは各自持参、帰港後は氷屋さんで購入(他の釣り客と割り勘で今回は600円でした)。ただし、船に保冷設備があり、ここで帰港まで釣った魚を保管してくれる。
水中ライトはサメよせるのでやめてほしい、でもタコベイトはつけた方が良い。
等々。
団体さんに配慮し、釣り座は船長指示で右舷ミヨシ。
ある程度準備したらキャビンで仮眠です。行程は1時間半。
船長の話によると、昨日は船中9本上がったとの事。
期待が膨らみます!
仮眠とりたい所だけど・・妄想膨らんで眠れません^^;
ベタ凪です。こういう日はロングハリス(幹間長め)でない、頑丈なメヌケ仕掛けでもいいかもしれませんが、あくまで大物アブラボウズ狙いで行こうと思います。針太字ムツ28号、ハリス30号130センチ、幹40号280センチ。
エサはイカ一杯がけ。昨日釣ったアナゴも餌にしてみました。が、結果はしゃぶった形跡すらありませんでした。素直に持ち帰って天婦羅にすれば良かった^^; タコベイトはグリーン蛍光をつけてみた。
ポイントに到着!準備し、オモリを持って投入のブザーを待ちます。
船がゆっくり旋回し、トモから投入!オモリをポイ方式です。
アブラボウズのポイントは450~480m位。因みに後半のメヌケのポイントは380~420m位でした。
投入し、糸ふけをとって底をとっていると・・
トモで早速アタリ!
「アブラだっ!」
船中いきなり盛り上がります!
今日も昨日同様良い日(大漁の日)になるかな^^
私も竿先を見つめ、ひっきりなしに底を確認します。
しかし、トモで取り込みにはいると、ちょっと早めの仕掛け回収の合図。
2投目に期待です!
期待が持てる1投目!20キロ位だそうです。次は自分が!って、みんな思っているに違いありません^^
無事ギャフアップし、周りから祝福され、続けて2投目。
集中して投入、集中して底だちとり、集中して竿先を見つめる。
すると、
きっ、きたぁぁぁ~~~!!!
竿先がグングン、心臓バクバク!
落ち着いてドラグ調整し、巻き上げスピード確認し、巻き上げ開始!
そして船長に向かって手を上げる。
声が出ませんでした^^;
周りの注目を一瞬集めたけど、すぐさまみんな自分の竿に集中!そしてどこかで「アタッた!」という叫び声が聞こえてきた。船中益々盛り上がります!これぞアブラボウズ船!
カウンター100を切るくらいから更に竿先の動きが激しくなる。陽の光が眩しいのか。もうこうなると、早くギャフを打ち込んで楽になりたい一心です^^;
そしてようやくカウンター0。予想通り1番下の針に掛かっていました。「まあまあだな」って船長が呟いたけど・・いやいや、十分大物です!
22キロの丸々太った、私(家族)にとって十分なサイズでした。因みに周りの方の道具はコマンド9、15、マリンパに深海竿。やはりこれが基本ですね。しかし、1名タナコンブル1000(PE10号600m)に青物竿の方もいて50キロ1本上げていた。小名浜沖のポイントは水深500mまでいかないので一応セーフなんだろう。
その後、このポイントで第3投、4投、5投し、私は釣れなかったけど、毎回誰かがあたり船中6本。
中には60キロ近い超大物も2本釣れてた。この時点で1名ボウズだったけど、そこはお仲間さん。もう、この時点で全員の大型クーラーは満足いく内容との事で、船長メヌケのポイントへ移動を決断しました。
「メヌケのポイントだけどアブラボウズもいるから仕掛けはどっちでもいいよ」
との事で、私はここで仕掛けをチェンジ。
イカも短冊にカットし、メヌケ狙いに切り替えます。
家族は4人。アブラボウズはこの1匹でOKですからね^^
6本針のメヌケ仕掛け。根がかり多いポイントとの事なので、針数多くしての送りは厳禁です。向かいの釣り座の常連さんからいただいたきゅうりの浅漬けが妙に美味かったです!
そして6投目。底だちをとり、アブラボウズとは一味も二味も違うメヌケの微妙なアタリを待つ。
なんだか余裕です^^
そんな余裕の状態できゅうりをボリボリ食べながらアタリを待っていると、竿先がグングン!
キタ~~!
「アブラだな」
って、向かいの60キロと20キロの2本をあげて余裕シャクシャクの方が後ろで呟いた。
どうやら、この流しはお休みして遅い朝ごはんを食べながら私の竿を見ていたようだ。
やりました!2本目^^ハリス20号、針ムツ22号とライトな仕様だっただけにやや不安だったけど、何とか上がってきました。
約10キロの小型^^
巻き上げの最中、家の冷凍庫のキャパを気にする余裕があるくらいでした。
まあ、このくらいの大きさなら大丈夫かな^^;
ようやく80リットルクーラーが役にたったかな^^
帰り、船長が中心になって大物の解体がはじまった!余談だけど松原船長、見かけは全然違うけど話していて「あばれる君っぽい」って思った。もちろん全力投球的な良い意味です。(すいません)
解体中、船長から「みんな生きて帰れるように見張ってて」と言われ、舳先で見張り番を引き受けた。小名浜沖、異常なし!
船中5名で9本。0~3匹。結局1人ボウズが出てしまったけど、この方のクーラーは予想通りお仲間さんの爆釣もあり満タン!
全員お土産バッチリの釣行で終わることができました。
因みにこのボウズの方、雰囲気的にこの団体客を取りまとめている方で、仕掛けも道具も知識も、この釣りに関して一番長けている方のようでした。
全てが運とはいわないけど・・
アブラボウズ釣りってこういう釣りなんです!
久々のアブラボウズ。
家族、特に妻が強く要望していた獲物です。
「アブラボウズの煮付け、味噌漬けはいつになったら食べれるの?」
帰港後LINEで喜びの報告したら、
「え~、そんなに釣ってどうするの?」
今日の晩御飯は冷凍庫の整理によってはじかれた、冷凍うどんと冷凍コロッケ、それからメダイの味噌漬けに決まりました^^;
。
スポンサ-リンク
広
告
最近のコメント