6月30日は平日休み。久々に沖釣りを計画していましたが、前日(29日)11時にワールドカップ決勝トーナメント1回戦(日本対パラグアイ)がある。せっかくなので観戦したいし、釣りにも行きたい。
というワケで、早起きの必要がない「シロギス・アナゴのリレー船」に乗る事にしました。この釣りは基本的にアナゴの夜釣りにシロギスの午後半日釣りが付いてくるもの。お昼からはじめる釣りなので、今回のように前日夜更かしする時はうってつけです。ただし、翌日仕事だとちょっと辛い所がありますが。
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今年はアナゴの当たり年らしく、是非行きたいと思っていたのですが・・なかなか予定が立たず仕舞い。しかしながら、ようやくアナゴシーズン終了間際に行く事ができました。ちなみにアナゴ釣りのシーズンは一般的に4月中旬から7月初旬頃まで。お花見が終わった頃から始まって、梅雨があけると終わり・・といった感じの、東京湾の“初夏の風物詩”です。
今回は千葉県浦安市にある、“吉野屋さん”にお世話になる事にしました。ここは、前回アジ釣りでお世話になった“つり幸さん”と同じく、予約の必要がありません。平日も火曜日(定休日)以外は船をだしているし、釣りものも豊富なので平日に沖釣りをしたい時はとても重宝します。ちなみに料金はアナゴ単独の釣り7,000円に対し、リレー船は9,000円。700円のラーメンに対し、900円のラーメン+半チャーハンといった、お昼のランチセットみたいなお得度満点の釣りものです。
当日は埼玉の我が家を10時半に出発。首都高経由にて釣り船宿のある浦安へ向かう。
現在建設中のスカイツリーもだいぶ高くなってきた。
浦安の吉野屋さんには11時45分に到着。釣り座の札を選び、料金9000円を払う。
竿やリールのレンタルはもちろん、仕掛けや酔い止め薬等はそろっています。そして、以外と安いです。

ちょっと雲と風がでてきた。しかし、“酔い止め薬”ではなく、“酔う薬”を飲む。
定刻の13時、浦安発のちょっとした水上バスにてシロギスのポイント“長浦沖”に向けて出発。行程は約40分。

ディズニーリゾートの脇を通って東京湾にでる(左)。建設中の橋(右)を見て、学生時代に映画館で観た“スピード”を思い出した。ちょっと切ない・・
長浦沖に到着し、早速釣り開始。アンカーをおろして船を固定しての釣りのため、アンダースローで軽く投げて広範囲を探ってみる。すると・・飽きない程度にあたりがあり、20センチ前後のシロギスが釣れだした。
最大24センチのシロギスが29匹釣れました。
とりあえずシロギスは、1本竿でコツコツと釣る。途中、定番の外道メゴチなんかも混じる。そして、
21センチのうれしい外道!
まさか、シロギス釣りでカワハギが釣れるとは思いませんでした。
結局、前半の約4時間の釣果は、シロギス29匹、メゴチ4匹、カワハギ1匹。ここまでなかなか良い調子です。
陽が傾いてきた夕方5時半、今日のメインイベント“アナゴ釣り”に向かう。ポイントは盤洲。この頃になると、だいぶ暑さが和らいできて風が心地よい。ちょっと腰が痛くなってきたけど・・これからの3時間、さらに頑張らないと!
午後6時ちょっと前にポイントに到着し、アンカーで船を固定して釣り開始!2本針の仕掛けにてアナゴを狙う。
写真の赤バージョンと、黄色バージョンの2種類を準備。これから天秤にケミホタル赤をつける。(左)つけたもの。(右)天秤を使わずに1本バリだと、アナゴが釣れたあとに絡まりにくく、初心者には手返しの面で良いかもしれません。
シロギス釣りで使った天秤に、アナゴ用のオモリとハリをつける。エサのイソメは、1つのハリに2匹房掛けにして付ける。ちなみに2本竿のうちの1本は置き竿にし、こちらのエサはイソメとイワシの切り身(個人で準備してきた)を付けてみる。置き竿では、たまにこれで大当たりするのだけれども・・
第一印象はワル。30センチオーバーでした。ちなみにホシザメ釣り、ではなく、アナゴ釣りには軍手があった方が良いですよ!
イワシの切り身ではホシザメが釣れました。このホシザメ、以外と美味しいと聞いていたので1匹目は迷わずクーラーボックスに入れる。しかし、2匹目はリリース。このリリースを後になってから後悔したので3匹目はまた迷わずクーラーボックスへ。そして帰宅後・・まな板にホシザメを乗せた直後、再度後悔する事になりました。
さて、肝心のアナゴは・・
これでもかっ!と、つけたエサに食いついてくれた。
アンダースローで軽く投げて、小突きながら手前によせてくる感じの釣り方で、なんとか順調に釣れだした。釣りはじめて30分後、
醤油ベース出汁のうどん、美味しかったです。
船のライトがつき、うどんが配られた。うれしいサービスです。
お腹を満たして、さらにポツポツとアナゴとホシザメを釣っていき、最終的にはアナゴ8匹、ホシザメ3匹。前半の釣果と合わせて、“江戸前五目釣り”を達成しました。ちなみに“江戸前”とは、本来は羽田沖から江戸川河口付近までの沿岸を指していましたが、現在ではこの海域では殆んど漁が行われていないため、水産庁により「東京湾全体で獲れた新鮮な魚介類」と定義されているそうです。
釣ったアナゴは船長が捌いてくれます。捌いている船長の姿、とてもかっこよかった!
釣り船宿に帰る途中、屋形船とすれ違いました。こんなのもアリですね!
なんだかんだで自宅に帰ってきた時間は、22時40分。そして、クーラーボックスの中身を見てゾッとする。シロギス、メゴチ、カワハギ、そしてホシザメ・・これから下処理しないと。
アナゴは下処理なし。軽く干物にしてから白焼きにすると、サイコーに美味しいです。
シロギスはマリネ、干物、天婦羅。メゴチはから揚げ。ホシザメはから揚げだろうか・・刺身では食べる自信がなかった。見た目は鯛っぽい白身なのだけれども(右)・・ほんのり臭うアンモニア臭と血生臭さで私は拒否です。
・・そして日付が変わった。
どうしても釣ったその日にこの天丼が食べたかった!(日付は変わりましたが・・)まさか、カワハギの肝和え小鉢付きとは夢にも思いませんでした。
会社の健康診断を明後日に控えた深夜12時半、江戸前シロギス・アナゴ天丼と、アナゴの白焼き、そしてカワハギの肝和えを、焼酎と一緒にいただく。ああ幸せ!
久々の沖釣り、なかなか楽しめました。大漁、というより、江戸前五目釣りを達成できた事がうれししかったです。ホシザメは、はじめは捌くのに抵抗ありましたが、以外と面白い食材かも。身の部分だけでなく、ヒレを茹でてこすって干して・・これを使ってフカヒレスープを作るべく、現在乾燥中。

ホシザメのヒレは、茹でて、布でこすって、現在冷蔵庫で乾燥させています。7月3日現在で、なんとなくフカヒレっぽくなってきました。
次の日、朝が早いとかなりしんどいですが・・お得なシロギスアナゴのリレー船、夜型になりつつある釣り人にピッタリです。
追伸(7月4日):

カワハギの肝和え。サッと茹でた肝でお刺身を和えるだけです。繰り返しになりますが、まさか今回これを食べる事が出来るとは思いませんでした。嬉しい誤算です。

シロギスとセロリのマリネ。15センチ以下のシロギスは、片栗粉で揚げて酢とそばつゆ4:1位の簡単マリネ液に漬けました。玉ネギがなかったのでセロリで代用。

アナゴの白焼きと蒲焼。一晩冷蔵庫で乾燥させて干物にしてから作ると、旨み増します。子供には蒲焼をご飯にのせて“アナゴ丼”に。
20センチクラスのシロギスの一部は干物。アジに比べてあっさりしています。10%食塩水に2時間漬けてから干しましたが、もう少し長めに漬けるか、食塩の濃度を濃くした方が良かったです。薄い分、食べる時に醤油を少したらしました。
(上)ホシザメの唐揚げ。鳥のササミっぽい。(左)メゴチの唐揚げ。片栗粉だけをまぶして揚げて、醤油で食べるのが好きです。(右)アナゴの骨せんべい。塩が合います。
シロギスフライ。とんかつソースでいただきました。

煮アナゴの押し寿司。ちょっと型崩れしてしまった。ちなみに煮アナゴは・・水200g+酒100gを煮立たせアナゴ3匹入れて弱火で15分。砂糖(上白糖)30g入れて5分。醤油50g入れて10分で出来上がり。落しブタかアルミホイルを忘れずに!
最後はフカヒレスープ。って、こんな面倒くさい料理、作る人なんていないですかね。
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