大原沖で深場釣り
深場船で片貝海溝をメインターゲットにしている釣り船宿は、私の知る限り仁徳丸さん、福田丸さん、正一丸さん、勇幸丸さん、そして鈴栄丸さんの5ヶ所。
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深場船で片貝海溝をメインターゲットにしている釣り船宿は、私の知る限り仁徳丸さん、福田丸さん、正一丸さん、勇幸丸さん、そして鈴栄丸さんの5ヶ所。
毎年この時期恒例にしているアブラボウズ釣り。
平潟沖でアブラボウズ釣り。
7月29日。曇り。
久々に沖に出ることになりました。
猛暑が続いた関東地方にあって、この日は過ごしやすい陽気です。
良い天気、とは、普通晴れの日を指すと思うけど、少し小雨が混じる曇こそ、この時期私にとっての良い天気。
うん、まさにこの日は超良い天気です^^
そんな超良い天気の釣り物は迷わずアブラボウズ!先日鹿嶋でたくさん豆アジを釣った時に冷凍庫の一角を占拠している「冷凍ヤリイカ10杯とイワシ4匹」が邪魔に思ったので、次回の沖釣りはこれ、と決めていました。
昨年3回乗ったので、今年初乗船にもかかわらず船長顔覚えてくれた。
昨晩から平潟に到着していたので毎度のごとく車中泊。気温22度。車中泊にはベストかな。狭い車中ながらそれなりにぐっすり眠れました。就寝間際に飲んだ缶ビールもきいたっぽい。
そして4時に船長到着。おかみさんとともに挨拶し乗船料払ってクジ引きする。決まった釣り座はは左舷ミヨシ!準備開始!
毎度お世話になっているディープクルーザー400wとコマンド8。そろそろコマンド9なんて思った事もあったけど、最近これで十分だと思うようになった。使い勝手最高に良いです^^ややパワー不足もご愛嬌!
船に乗って準備をはじめる。キーパーつけて仕掛けやらオモリやらを確認する。ああ、なんだか心地よい。ヘビーな深場釣にこれたっていう実感に感無量です。そしてキャビンで二度寝。最近普通に船で眠れるな~。昔はエンジン音うるさくてダメだったんだけどね。
そして船はひた走ること実に2時間半。いやー、アブラボウズのポイント、こんなに遠かったっけ?
餌はヤリイカ一杯掛けとイワシ一匹掛け。昨年の船長の真似^^;
準備ができたところで第一投。はじめのポイントはアブラボウズにしては浅く320m。潮が早いので初めはこのポイントだそうです。オモリは500号。戦闘開始!ここからは竿先と会話モードです。アブラボウズ釣りはなんていったって底ダチ命ですかなね。
ちょっと浅めのポイント。アブラボウズのポイントはどこも岩礁地帯なので着底後すぐに底を1~2m切りましょう。(ちなみに私はこの日オモリ1つロストしました)
しかし、ここで4投するも船中アタリなし。ちょっと深いポイントに移動です。
次のポイントは430mから少しずつ深くなるポイント!ちなみに右写真は右舷の方のコマンド9s。見てしまうと・・やっぱり9番はいいな~。
と、このポイントにきて2投目、左舷中央でアタリがあったらしい。船中ざわめき出す。私も底ダチ取り直すもアタリなし。
なのでギャフ片手に取り込みアシスト隊に向かうと・・
痛恨のバラシ!
船長、すぐに船を回し打ち込み開始!
そして今度は右舷オオトモでアタリ!
私も集中して底取るが・・今度は痛恨の根がかり&オモリロスト。あちゃ~(泣)
オオトモでアタった方、私が仕掛け回収時海鳥に餌付き仕掛け襲われ戸惑っていると、今度はしっかりと上がったらしい。
すぐに仕掛け回収して野次馬に行ってみる。
25キロだそうです。いいなぁ~。
既に計量終えクーラーにしまう所だった。よし、次こそ!
って気合入れたけど、その後3回やって船中1回アタリあったものの上がらず。結局船中この1匹という厳しい結果となってしまった。私に関してはアタリなし。はい惨敗です(泣)
厳しい釣行となってしまった今回のアブラボウズ釣り。船長、無念そうな顔で「こんな日もあるっぺな」と言っていた。確かにそうだな~。前回、前々回の14キロ、25キロが出来すぎだったんですよね。
終始曇り空。真夏はこれがいい天気!でも巨大クーラーが寂しそう。
船長、私の顔を見て思いだし、この前回、前々回の写真帰りまでに準備してくれた。良いお土産ありがとうございました。
釣果どころかアタリなしという、超大撃沈にあってしまった今回の釣行でしたが、「沖に出て仕掛けを遥か深海に下ろしワクワクしながらアタリを待つ」といった(私にとって)究極の釣りができたことに感謝。前日の豆アジ釣り然り、リフレッシュすることができました。
やっぱり沖っていいなぁ~。
でも・・
次回はリベンジしたいです!
豆アジ12匹。一応お土産は確保しました^^;
春を目前にした1月から2月は、寒い日が3日続いたら暖かい日が4日続き、これを繰り返していく。
俗に言う三寒四温というやつだ。
しかし、今シーズンの春を目前にした冬はというと、寒い日が4日以上、時には1週間以上普通に続いている。
朝が辛い!布団から出たくない!10時位まで寝ていたい!
・・
でも釣りには行くのさっ!
とびっきりの早起きで^^
というわけで、今年2回目の釣行は千葉県の最東端に程近い外川港の福田丸さん。鍋物でおいしいメヌケを再度仕入れに、そしてあわよくば裏本命で我が家族で大人気のアブラボウズを仕入れにとやってきました。
19トンの大型船!釣り船としては最大級!
雑誌や釣りビジョン等にて紹介されていたのでなんとなくこの船での方式はわかっていたのですが、やはり初乗船となるとそれなりに不安。気合を入れて集合時間3時にもかかわらず1時前に到着してしまう。船が係留されている防波堤の駐車スペースにクルマをとめ、毛布にくるまってひとまず仮眠です。(最近すぐ寝れる!)
初めての不安感もさることながら(慣れっこですけど)、この日何が一番不安って・・
天気!
予報(ウエザーニュース)では、波の高さ2.5m、北風10m/s。前日の電話確認で中止っていわれるかな~、なんて思っていたら何のためらいもなく出るとの返事。胃薬飲んでアネロン(酔い止め薬)持っての参戦となりました。
集合時間の3時。船長と女将さん、それと乗船客が集まり、乗船料を支払って席決めのくじ引き。私は4番を引き、ミヨシから3番目の釣り座にキーパーをセットするよう指示を受ける。ここではくじの番号順でトモから順(団体はまとめて)に席を取っていくようです。
準備が整ったらキャビンへ。ポイントまでの行程は2時間以上との事なので、再度しっかり仮眠をとる事にします。
眠れるときは眠る・・帰りのセーフティードライブと帰宅後の夕食準備のために^^
コマンド8×2、コマンド9×6、コマンド10×1、マリンパ×1。右舷と後方に大型リールが10台並びました。因みにコマンド4クラスでも一応OKらしい。写真では分かりずらいですが結構波あった。
6時ちょい過ぎ、船はスローダウン。船長の「それでは準備してください」とのアナウンスで皆準備開始。そして、船は波に揺られてバッタンバッタン。やはり波と風はかなりあります。すかさず「朝のうちはミヨシ側は大変ですけどだんだんおさまっていくからがんばって」とのアナウンス。
「相模湾の深場船ならやめるだろうな」と思ったりもしましたが、
ここは犬吠崎沖で船は福田丸。福田船長を信じて準備開始です!
何とか準備整い、500号オモリを握り締めて合図を待つ。1投目は10本鈎で冶具投入。相変わらず1投目は緊張しますねぇ~。
投入は冶具投入でもマグネットに並べてオモリをポイでもどちらでもOK!因みに鈎数は10まで。
トモ側から順番に投入していき、私も無事成功!そして船長から水深350mで止めてとの指示。混雑時、そして潮が早そうな時は、こうしてまず上から棚を取り、安定してから再度船長からの指示で各自オモリトントンを作り出していくようです。
やがて私のリールカウンター350m。サミングしながらリールを止める。すると、次の(各自オモリトントン)指示の前にアタリ!サバかメダイか、サバサバサバか・・結構竿先叩かれてます。
船長にアタッてる旨伝えると巻き上げの指示。(因みに巻き上げは各自自由でいいそうです)すかさず巻き上げ。
そして右横の方もあたったらしく、コマンド9がうなりをあげて巻き上げている。
・・なんだかいやな予感。
そして予感的中!
仕掛けは思いっきりマツっていました。
ああ、せっかくの10本鈎が。
仲乗りさんのアシストでマツった仕掛けを泣く泣く切断しながら手繰っていく。
しかし、予感は外れて・・
サバサバサバではなく・・
約9キロのアブラボウズと2キロのメダイ!妻よ子よ、やったぞ!・・メダイが逆さまなのがビジュアル的にちょっと気になる。
1投目からやりました!メダイも嬉しいですが、小型とはいえまさかアブラボウズがかかっているとは^^
10本鈎仕掛けロスト全然OK!海上時化が酷くなって早あがりしても全く悔いナシ、と、本気で思える第1投目でした。
因みに周りではメヌケもポツポツ!でも、全然羨ましくなーい^^
コイツで作る西京(味噌)漬けと煮つけ、ホント美味いんですよ!
どんだけ美味いかというと・・
以前まで我が子(上の子)の好きな料理は「ウナギ、餃子、クリームシチュー」だったんだけど、最近は「餃子、クリームシチュー、アブラボウズ」に変わった程!
つまり、ウナギより美味しいという事です!
(かなり無理矢理?)
因みにわが子の好きなお寿司は「イクラとホタテと玉子」だそうだ。
・・
話は船上へと戻り、
気が楽になったところで仕掛けを扱いやすい6本鈎にチェンジ。再度冶具投入にて2投目に備えます。
2投目も無事に海中に吸い込まれ、今度は400mで一旦ストップとの指示。そして全員400mに到達し、安定したところで底を取るよう再指示。風と波、そして2枚ではないもののやや早めの潮という難易度高の中、竿先に集中し底をキープ。500号という重さにかかわらず、微妙にオモリが底を叩く瞬間の見極めがムズい。
棚は概ね400m前後だったかな。
そしてアタリがないまま巻上げの指示。無念のスカ。
続くマグネットに並べての投入で迎えた3投目はタコベイト付けた鈎にカラスザメ。
2投、3投目、周りを見ているとキンメがあがっていた。ここは変化が必要と私の仕掛けについていた水中ランプとタコベイトを外す。そしてエサはサバと鮭皮から全鈎赤タンに付けなおす。
左隣の赤タンエサでやられていた方が2、3投目でキンメを連発させていた。すかさずマネ^^v
するとこの流しでキンメ2、メダイ2!因みにタコベイト外さなかった方はカラスザメ多点掛け。メヌケは依然あがらないものの何とかお土産追加。どうやらこの流し前後は完全に光物無しのシンプル仕掛け有利のようです。
その後もシンプル仕掛けでメダイを追加していき、時計は11時を回った所で最終の8投目。この流し(投入)は途中で仕掛けを止めず、はじめから底取り指示。潮弱まったか。着底後しばらくするとタコベイトを最後まで外さなかったミヨシの方がアタったコール!そして数分後、私の竿にもメヌケっぽいアタリ!船長にアタった旨告げると「巻き上げたほうがいいよ」との返答。後で聞いた話ですが、こういう波が高い日は特にミヨシ側たど舳先が持ち上げられた時に多点掛け等で重量がかかっていると糸が切れるケースが多々あるとの事。なので、こういう日は1~2匹を確実に仕留めた方が良いそうだ。因みにもしたくさんか掛かったらドラグコントロールを慎重にしないといけないらしい。
なるほど。この日は底取りもさることながら巻き上げも難易度高って事ね。
・・
勉強になりました。
やがてリールカウンター0。
最後を締めくくるにふさわしい1.7キロのメヌケがポッコリ姿をみせてくれました。
これでまた美味しい鍋も食べられそうだ^^
因みにミヨシのタコベイト付けていた方は2点掛け。この方、メヌケ悔い渋りの中最後の最後で意地の釣果でした。(因みにこの日のメヌケ竿頭6匹、ボウズ2名だったらしい)
アブラボウズ9キロ×1、メヌケ1.7キロ×1、小キンメ×2、メダイ1~2.6×5。1投目で釣れたアブラボウズのおかげで大満足の釣果です^^そういえば本日、サバが1匹も釣れなかった。それはそれで寂しくもあったりする。
外川沖での深場釣り、ヘビータックルに加えて風、波、潮という自然現象を相手にした、今までにない難しい条件下の深場釣りとなってしまいました。しかしながら、こういった条件での棚取り、巻き上げに加えタコベイトや水中ライト使用可否判断。次回の深場釣りに向けてのいい勉強になりましたし、何より裏本命の大金星を釣る事ができた事がなによりの収穫です。
また、意外にも1投目のオマツリ以降、大きなオマツリはなく、使用した仕掛けは10本鈎と6本鈎の2組。福田船長の道具に優しい絶妙な操舵技術にも感激です。
帰りはもちろんスーパーに寄り道してアブラボウズ西京漬けのために西京味噌を2キロ購入しましたよ^^
できあがりが楽しみです!
福田丸、乗船料2万とちょっと財布に厳しいですが(涙)、必ずまた来ます^^
・・
近々は無理ですけどね^^;
追伸:
外川港近くにあるこのお店、確かとんねるずの番組で「きたなシュラン」星3つ獲得したと思った。思わず写真撮影!
おすすめメニューは、「サルエビのかき揚げ定食」と「マグロ串揚」と「ラーメン」らしいです。
先週末のアジ釣りが残念ながら中止になってしまったけど、めげずに次の沖釣り日程を模索していたら、7月26日に平日休みが取れそうなことがわかった。すぐさま妻に許しをもらってまたアジ釣りの準備をしようとしていたら、北茨城・平潟港の第15隆栄丸がこの日にアブラボウズ船を出すとの情報をネットで知ってしまった。
5ヶ月前、アブラボウズ釣りのベストシーズンとされる2月に満を持して準備をしていたけど、ことごとく時化で中止になってしまった時の、あの残念でならない思いが沸々と蘇ってくる。
アブラボウズ船・・私の知る限り、この釣り物で乗合船を出す釣り船宿は4箇所。そして、いずれもたまにしか出船しない。
そんな休みとのタイミングが超必要なこの釣り物、私の休みとドンピシャで合うなんて。
仕掛けは準備万端だし、冷凍庫キャパの約1/5を占拠しているアブラボウズの餌用ヤリイカ12ハイも邪魔な事だし・・
急遽、アジからアブラボウズに予定を変更する事にしました。
只今マダラ船が絶好調の第十五隆栄丸さん。本日は19トンの大型船で5人。という事で船長も竿を出していました。
約1年ぶりになるかと思います。前回は何とか25キロ1匹釣る事ができたけど、訳がわからず思わず釣れてしまったっいう感じだったし、お祭りしてたし・・今回は自分なりに狙いすまして仕留めたいと意気込んでの乗船です。オリンピックも近いことだし。(意味不明)
左の写真の一番右がアブラボウズ用仕掛け。掛け枠に2本針3セット巻いてあります。特徴はフジッシャー紫にハリスチモト強化。昨年ベニアコウ船でアブラボウズらしきヤツにハリス切られた苦い経験からこれに辿りつきました。
また、今回はアシストフックも付けてみます。「かかった魚は絶対逃がさない」という意気込みで。それと、水中ライトは市販品最大級サイズのミヤマエのPROタイプ!
仕掛けのテーマは“掛かったら絶対バラさない!”。アブラボウズみたいななかなか釣れない魚はバラシほど悔しいオチはないし。・・ホント、昨年末のベニアコウ船でのバラシは悔しかったです。
出船時刻は4時ちょい前。集合時間は4時といわれたので3時に着いて準備していたら、みんな集まったとの事で集合時間より早く出船してしまいました。ん~船長も釣りモードだとこういう事なのか、と常連さんも笑っていた。
因みに釣り座は番号札でのくじ引きで決定。私は右舷ミヨシ。イカの短冊と氷ブロックは支給されます。(帰港後も氷もらえます)
港を出て約2時間。本日のポイントは水深400mのポイントです。船長の合図でトモから順に仕掛けを打ち込んでいく。
ベタ凪!タックルはコマンド8sとディープクルーザー400w。因みに本日は乗船客少ないからなのか、潮がゆるいからなのか、オモリは300号。
左は私の仕掛け。エサはヤリイカ一杯掛けです。因みに右は船長の仕掛け。3本鈎フラッシュライトなし。空鈎にスルメイカとイワシをつけていました。イワシはコマセ代わりか。
そして緊張の1投目。
潮はゆるゆる、水深は400m前後。オモリ500号ではなく300号チョイスの意味がわかりました。
しばらくして左舷ミヨシの常連さんよりアタッたコール!船中一気に活気付く。「ちっちぇーなー」と船長とこの常連さんは言っているけど、竿はギュンギュンしなってる。小型かもしれないけど、この引きは間違いなくアブラボウズ!やがて、
15キロ位と言っていた。アブラボウズにしてはこれでもちっちゃいのです。
めでたく船中1本目!日に船中数本、時に全く釣れないこの魚を1投目で上げることができた事で船長も自然に笑みがこぼれていました。そして船を戻して2投目!
「今日は潮があまり動いて動いていないので厳しいかもわからない」と船長が投入前に言っていたのだけど、
私の竿に魚信がっ!
船長が「こりゃアブラだな。またちっちゃいヤツだな~」
巻き上げの最中、このサイズなら大丈夫とばかりに私の隣でアブラボウズ料理についての話をしだした。しかし、ギュンギュンしなる竿を横目に私はハラハラ。船長のアブラボウズレシピの詳しい内容はよく覚えていません。ちっちゃいとはいえなかなか釣れない魚だし、取り込むまでは安心できないからです。
低速で巻き上げたので20分位かかっただろうか。物凄い長く緊張した巻き上げもようやく終盤。糸よりリングと水中ライトが海中より浮かび上がり、糸を手繰ると・・
いました!白黒の巨体が!(繰り返しになりますが船長はちっちゃいといっていた)
後で計ったら14キロ。この魚、長さはなくてもメタボなので見た目以上に重いです。私にとっては十分大物!
2投目で早くも本命ゲット!アブラボウズにしては小さいかもしれませんが、家族4人で10食分位の切り身が取れそう。クーラーボックスにはまだ余裕があるし、更なる1匹を狙って3投目です。
80ℓクーラーボックスはまだ余裕あり!できれば同サイズ追加したい。
3投目は投入直後、左舷オオトモでアタリ!良型のメヌケ(バラメヌケ)をあげていました。
続けて4投目。投入直後、私の竿にアタリ!緊張の巻上げスタートです。すると、巻き上げを開始してすぐに反応がなくなる。「バレたかな」と思ったがそのまま低速で巻いていると、200mを切った所で再度竿が揺れだす。ここでかかった魚はメヌケだと確信!期待が高まります。
リールのカウンターが0になると、予想通り水中から赤い魚がぷかぷか!ヤッター、と思ったのも束の間、2m位のサメが私のメヌケを追っかけてきました。慌てて回収。危ない危ない^^;
4キロちょいのメヌケ。ナイスサイズ!
取り込むと、なぜかアブラボウズのときより常連さんの反応が良い。どうやらこのサイズのメヌケはあまり出会えないらしい。これはこれでラッキー!
続いての5投目は船中スカ。そして6投目。船長が自分の竿を指差し「アタッた」コール!5秒くらいかけて冷静にドラグと速度を調整し巻き上げ開始。さすが冷静な対応です。
船長、「またちっちぇーな」とつぶやいていましたが、
やはりアブラボウズにしてはこれでも小さい。船長曰く、20k位。
私の釣ったやつより一回り大きいけど、それでも小型の1匹。でも、この位までが食べておいしいサイズだそうです。
そして、この時の取り込みの際、初めてのギャフアップアシストを経験。口に入れてあごに掛け、垂直に引き上げると教わる。今思えば、船長の獲物をギャフアシストするなんて、なかなかできない経験だったなぁ^^
その後、アタリがないまま投入回数を重ね、時計が12時を回ったところでラストの9投目。すると、左舷ミヨシでアタッたコール!
今までにない竿のしなり、船長も思わず「デカイぞ」ともらしていた。
巻上げが終わり、海中から姿が現れ、見ていた皆がそろって「でけぇ~~~」と叫ぶ!
3人がかりで取り込みました。右の写真のようにして持ち帰るそうです。まるで死体袋!帰り道、絶対にスピード違反とかで捕まらないようにしないといけませんね。
重さは実に70キロ!本日の1本です。私の軽自動車では絶対に持ち帰れないだろうな、なんて考えると、14キロが釣れてよかったんだと本気で思った。
この日、“今年一番の暑さ”だったらしく、群馬の館林市では38度台を記録したそうだ。そういえば船上もとても暑かった。しかし、気付けばそんな事も忘れて釣りに集中していた。
多分、とても楽しかったんだと思う。
隆栄丸さんのクルマと船。今回もお世話になりました。
お世話になったお礼と、「またきますね」という一言を船長に告げ、平潟港を後にしました。
人間、目標を持つ事ってとても素晴らしい事だと思います。大なり小なり目標を持つことで毎日に張り合いを持てるしね。
その目標・・私の場合、今日まで“アブラボウズを釣って食べる事”でした。なぜなら美味しいらしいから!
38歳のオヤジの目標にしてはガキっぽい目標ですが、これが以外と結構大きな目標です。そう、アブラボウズはなかなか釣れない、深海の巨大魚だからです!(巨大=大きな目標)
おかげさまで仕掛け作成、HPや某釣り雑誌等で研究、イメージトレーニングとこの数ヶ月、実に張り合いがありました。
3本針1つ、2本針2つ。他の深場釣りの仕掛けに比べて大柄ではあるが単純な分簡単である。
さてこのアブラボウズ、珍しい魚ではありますが聞いた事がある人は以外といるのではないでしょうか。
実は数年前、某料理店等が高級魚のクエ(九州地方ではアラ、関東ではモロコと呼ばれているところもあります)と偽造して店でだした事で一躍有名になった事があります。アブラボウズも比較的高級な部類の魚だけど、クエは更に卸値換算でその数倍はいくらしい。アブラボウズに罪はないけど、なにかと悪いイメージでマスコミに登場してしまったちょっとかわいそうな魚なのです。
そんなアブラボウズも最近はかなり株を上げていらしい。元々伊豆地方では“おしつけ”の名前で古くから珍重されているし、クエには劣るも近年銚子港で水揚げされたものはかなりの高級品として取引されているそうだ。高級品・・という事はきっと美味しいに違いない!(冒頭にも書きましたが)近所のスーパー等では見かけることはまずない魚のため、一番の近道は自分で釣るしかない。というわけで私の目標になったワケです。
今回お世話になった釣り船宿は北茨城・平潟にある第十五隆栄丸さん。夏から冬にかけてマダラ釣り、年間を通してメヌケ(バラメヌケ)釣りで有名な釣り船宿です。深場二枚看板に続いてキンキやアブラボウズの乗合船もやってくれるので、深場釣りをやっている人の間では結構有名な釣り船宿だったりします。
19トンの船。こんなに大きい船、初めて乗りました。
集合は朝4時、船の前で受付を済ませ料金を払い氷とメヌケ用のエサ(イカ短冊)を貰います。そして釣り座を決めるくじ引き。私は左舷ミヨシに決まりました。出船は4時半。本日の釣り客は9名。相変わらずこの手の釣りは平均年齢が高く、更に皆乗っているクルマもデカくて高級っぽいものが多いです。私のチャイルドシートつき軽自動車とは大違い。
よく見てみると、みなタックルを2つ持ってきている。「まさか2本竿でやるのかな」なんて思って話しかけてみたらそうではなく、アブラボウズ(オモリ500号)とメヌケ(オモリ300号)を使い分けるそうだ。私と同じく1タックルで済まそうという釣り人は1名いたが、やはりというか初挑戦との事だった。・・次回、もしクルマが大きくなったら2タックル持ってくることにしようと思います。
暗くてみにくいけど、クーラーも巨大です。皆、80リッター以上!中には150リッター持ってきた方もいました。ちなみに私のは43リッター。大物釣れたら大変!って、釣れたらの話しですが。(釣れましたが!)
船が港をはなれた。ここから約2時間走るそうだ。そういえば眠いのでキャビンに入ると・・良い感じに畳敷きである。なんだか気持ちいい。揺れで熟睡はできなかったけど、だいぶ徹夜の疲れはとれました。
前方キャビンはこじんまりしています。そして所狭しと勇者の写真が貼られています。皆カッコいいぜ!
辺りがすっかり明るくなった頃、ようやく船のエンジンの音が小さくなり、皆キャビンからでてきて支度をしはじめる。
エサはなんとスルメイカ(orヤリイカ)1パイがけ!降下中にくるくる回るといけないので、エンペラは切り落としてつけます。
因みに私のタックル&仕掛けは・・
竿 : ディープクルーザー400w
リール : コマンド8s
針 : フジッシャー毛針紫28号×2 ムツ25号+ホタルベイト5号×1
(船宿に聞いた仕掛け:ムツ25以上2本針、幹糸・ハリスは同)
糸 : 道糸PE10号、幹糸40号3.5m、ハリス30号1.5m、捨て糸14号2m
オモリ : 500号(船宿指定)
その他 : 水中ライト
こんな感じ。ちなみに上記針は某釣り雑誌にてディープマスター・テル岡本氏が伊豆でのアブラボウズ釣りで推奨していた針を第十五隆栄丸仕様にサイズアップしたものです。因みに常連さんも似たような感じで、針は皆空針&大型ホタルベイトの組み合わせでした。
この記事がきっかけになりました。アブラボウズの印象を180°変えてくれる記事です。
まず始めのポイントは水深620m前後。トモから順に仕掛けを入れていくのでミヨシの私は一番最後。針数少ないのでなんなく投入成功。オモリが着底したら糸フケをとり常連さんから教わったここでの基本“底トントン”の状態をつくります。底は岩礁なのでたるませると根がかりしてしまうようだ。オモリロスとは痛いし、かといって釣りたいのでこまめに底立ち取り直し“底トントン”をキープしていく。しかし、このポイントでは4投して誰もそれらしいアタリなし。私はなぜか丸々1パイ掛けのイカ餌でホラアナゴ1匹釣りボウズ回避が精一杯。船長が移動を決断しました。
水深619m。500号オモリとディープクルーザー、底トントンなら相性いいかも。
ここでも釣れてしまったホラアナゴ。今度はちゃんと写真撮りました。
30分程走って今度は水深540m前後のポイントで再開しました。そうしたら仕掛け投入して間もなく右舷の2人からアタッたコール!一気に船内盛り上がり皆で当たった竿を見に行きます。私も近くにいって見てみると、深場とは思えない程ハッキリしたアタリ!どう見ても超硬そうな竿先が20センチ位ガックンガックン動いています。「今300!」「あと200!」「100切った!」と、只今の主役からコールされるたびに皆が振り向き、自分の釣り竿にも集中していきます。実はこのアブラボウズ、群れている魚なので誰かが釣れるとその流しで連ちゃんになる事が多いらしい。皆それを知っているのです。
竿がガックンガックン。日ごろのストレスから解放され(たのかどうかはわかりませんが)意気揚々となれる一時です。いい大人が少年のよう!
しばらくするとアタリがあった片方の方が「バレたー」と天を仰いだ。船長も悔しそうだ。そしてもう片方の方は、
そういえば、ギャフを使う釣りって始めて!
無事にギャフアップ!船内一気に盛り上がり、皆でおめでとうと言います。一発大物釣りの乗合船って、船自体が一つのチームみたいです。
そしてその盛り上がりがおさまる間もなく、私の竿先が海面に突き刺さり糸が10m位もっていかれた。一気にテンションが上がり「せんちょおおおー」と思わず叫び、ドラグを再調整して巻き上げ開始!心臓バクバクです。なにやら後ろのミヨシの方もアタッたらしいけど、気に留めてる場合ではありません。しかし、400mの所で軽くなる。船長が「はずれたっぺか」とつぶやく。ああ残念。諦めて高速で糸を巻くと、しばらくして竿先がガックンガックン海面を叩きだした。どうやら後ろの方とまつっているようだ。共同作業で魚を上げギャフアップし緊張の針確認をしてみると「にいさんおめでとー!」と針確認をしてくれた方が一言。まつった相手に「すいません」と一言いうが心の中では勝利の雄叫びでした。ヨッシャー!
25キロ、推定90センチです。43ℓクーラーに入らない!(後で尻尾を切り落とし格納しました)
その後、船中で3本上がり合計5本(トータル7投)になった所で終了。船長が「メヌケ2本流して帰るっぺ」と言い、アブラボウズ釣りは終了しました。事前に電話でおかみさんに確認したときはアブラボウズ5流し、メヌケ5流し位と聞いていたので、本日は船長の機転でアブラボウズ重視でやってくれたようです。
「オモリは面倒だから500でやるよ」と船長が言い、皆タックルそのままで準備。イカ餌をつけて針を船縁にセットする。掛け枠投入でもいいらしいが、私の釣り座だと右手に持って投入しなければいけない(伊豆スタイル)。しかし私の仕掛けは左手で持って投入するよう巻いてある(外房スタイル)ので、巻きなおしも面倒なので船縁に並べて投入する事にしました。
メヌケは2投目で船中ポツポツ上がったが私はゼロ。しょうがないです。私はこの時アブラボウズをどう捌いてやろうかという事で頭がいっぱいだったのだから・・
船宿HPの写真。本日No1のビッグワン・28キロだそうです。因みに左端でボーッと座ってるのは私。
というわけで、まな板の上のアブラボウズとの戦いは後日書きます。
つり アイナメ | つり アカエイ | つり アカムツ | つり アコウダイ、メヌケ | つり アジ | つり アナゴなど | つり アブラボウズ | つり アマダイ | つり アユ | つり イカ、タコ | つり イサキ | つり イシダイ、イシガキダイ | つり イシモチ | つり イセエビ | つり イナダ、ワラサなど | つり イワシなど | つり イワナ、ヤマメなど | つり ウツボ | つり ウナギ | つり オキメバル | つり オニカサゴ | つり カサゴ | つり カニ、エビ | つり カレイ | つり キンキ | つり キンメダイ | つり ギンポ | つり クエ | つり クロアナゴ | つり クロムツ | つり サバ | つり ザリガニ | つり シロギス | つり スッポン | つり タイ、ハナダイ | つり タナゴ、フナなど | つり テナガエビ | つり ハゼ | つり ヒラメ | つり フグ | つり ベニアコウ | つり ホウボウ | つり マグロ、カツオなど | つり マス、ウグイ | つり マダラ | つり メジナ | つり メダイ | つり ワカサギ | つり 引っ掛け | つり 準備、対策等 | 地元のお店 | 家族 | 山菜等 | 料理 | 潮干狩り | 潮干狩り アカニシ貝 | 磯、干潟遊びなど | etc