「幻の魚」とよく称される魚、ベニアコウ(オオサガ)。
幻。見れば見るほどセクシーな漢字ですよね。
(私だけかな)
意味を調べると、「実際にはないのにあるように見えるもの」「まもなく消えるはなかいもの」「その存在さえ疑わしいほど珍しいもの」「幻術をおこなう人」。
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の魚。
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そんな魚を釣ってしまったとあっては、大事に料理するしかないでしょう!
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・手順
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捌く。基本、アジ、タイ等と同じです。
ウロコ取り、内臓取り、頭落とし、3枚におろす。
ちょっと大きくなっただけです。
ちょっと高級になっただけです。
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ウロコは普通にウロコ取り器でシャリシャリとっていいと思います。
内臓はきれいに取りましょう。
胃袋はもちろん、エラから何からすべて食べられるので、キレイに取りのぞいて鍋の材料に。
もしくは湯引きなどに。
ただし、老魚の肝臓は要注意です。
イシナギの肝臓みたいにビタミンAが多く含まれる場合があるので、食べた後、最大級の二日酔いの3倍位苦しむ事があります。
因みに私はその経験者。約7キロのベニアコウの肝臓を食べてこうなってしまいました。
くれぐれも自己責任でお願いします。
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カブト、内臓とに分けたら、残った部分は3枚に卸す。
因みに、カブトは少々身がついてても気にしない。
後で「煮つけ」にするので!。
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三枚におろした後、真ん中の骨の部分は「鍋」の出汁に。
捨てる所はありません!
(私はトラウマから肝臓だけは捨てる事にしています)
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残った身の部分。
尻尾に近い所は生で食べるとやや筋っぽいので火を通す料理、鍋へ。
頭に近い部分は筋なく脂ノリノリなので刺身へ。
と言いたい所ですが、下の腹側は脂多すぎで(刺身にするには)薄くて、更に腹骨あるので煮つけへ。
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上側を刺身に。
柵にしてラップで包んで冷蔵庫。
2日寝かせて出来上がり!
アコウは3~4日だけど、ベニアコウは2日寝かせれば十分食べ頃だと思います。
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こいつがベニアコウ!2.8キロだけど小型です。
ベニアコウを刺身にするには頭側の更に上側がおススメ。
皮を湯引きや炙りにしてもいいけど、あえて引いてみた。トロよりトロ、しかも上品な脂です。因みに左下にちらり見えるナメロウももちろんベニアコウで作ったもの。作り方はアジ等と一緒。最強のナメロウです!
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因みにナメロウは上記刺身5枚分。
生姜1㎝サイコロ位みじん切り。
白ネギ2センチみじん切り。
塩1つまみ、味噌小さじ1。
たたいて、まぜて、たたいて、こねて。
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刺身もナメロウも、
確かに美味しいです。
めちゃくちゃ美味しいです。
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しかし、
一番おいしいベニアコウ料理は違うと思うんです。
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